ルノー新型「トゥインゴ」が登場! 初代テイストのデザインに回帰した「トゥインゴE-テック エレクトリック」に注目【新車ニュース】
11月6日、ルノーは新型BEV「トゥインゴE-テック エレクトリック」を発表した。欧州市場には2026年初頭に導入される予定で、価格は2万ユーロ(約357万円)以下となる見込みだ。
この記事をシェア
新型トゥインゴは初代のファニールックを再解釈
トゥインゴは、1992年に初代が発表されたAセグメントの4人乗りコンパクトハッチバックモデル。初代と2代目は3ドアのFFモデル、そして2014年に発表された3代目は、スマート・フォーフォーと基本構造を共有した5ドアのRRモデルだった。
このたび4代目となった新型はBEVとして登場した。モノフォルムのボディシルエットを初代から受け継ぎながら、内外装のデザインも初代の特徴を再解釈して採用している。
ボディサイズは全長3789×全幅1720×全高1491mmで、ホイールベースは2493mm。タイヤをボディの四隅に配置し、ホイールベースを長くとっているのは、キャビン空間を広く確保するという初代のコンセプトを踏襲したものだ。
ルノー・トゥインゴE-テック エレクトリック|Renault Twingo E-Tech Electric
フロントマスクは、半円形のデイタイムランニングライトやその下のウインカー機能も持つライトバーによって「目」を、そして横一文字のグリルによって「口」が描かれスマイルを形作る、なんとも愛らしい表情。リヤライトもヘッドライトと共通イメージのデザインだ。
7インチのデジタルメーターや10インチのタッチスクリーンを採用したインテリアでは、ダッシュボードやドアにボディ同色パネルを採用したほか、ルーフライニングやフロアマットなどには初代トゥインゴのシート柄に用いられたデザインが与えられている。インフォテイメントシステムはGoogleを内蔵した「OpenR Link」の採用により、Gooleマップをはじめ、ハンズフリーによるGoogleアシスタントなどが利用できる。
実用性は良好だ。後席は左右独立して170mmの前後スライドが可能なほか、助手席を含めてシートバックが倒せる。これにより荷室容量は4名乗車状態の306Lから、最大1000L以上に拡大できる。
27.5kWhバッテリー搭載で一充電航続距離は263km
ルノー・トゥインゴE-テック エレクトリック|Renault Twingo E-Tech Electric
パワーユニットは、最高出力60kW(82ps)、最大トルク175Nm(17.8kgf-m)を発する前輪駆動用モーターと、容量27.5kWhのLFPバッテリー(リン酸鉄リチウムイオン電池:安全性や長寿命、低コストが特徴)の組み合わせ。これにより、3.85秒の0-50km/h加速、12.1秒の0-100km/h加速、そして263kmの一充電航続距離を実現。最高速は130km/hと発表された。
バッテリーの充電は、AC 6.6kWのチャージャーが標準装備され、10〜100%までおよそ4時間15分で完了する。オプションの「アドバンスドチャージ」では、10〜100%まで約2時間35分に短縮できるAC 11kWや、10〜80%までを30分でこなすDC 50kWが選べるほか、双方向充電も可能となり、「V2L(vehicle-to-load)※1」や「V2G (vehicle-to-grid)※2」に対応する。
※1:バッテリーに蓄えた電力を外部の機器に供給する機能
※2:バッテリーに蓄えた電力を電力会社の送配電網(グリッド)に供給したり、反対に充電できる機能
SPECIFICATIONS
ルノー・トゥインゴE-テック エレクトリック|Renault Twingo E-Tech Electric
ボディサイズ:全長3789×全幅1720×全高1491mm
ホイールベース:2493mm
最低地上高:143mm
乗車定員:4人
荷室容量:306L
車両重量:1200kg
モーター最高出力:60kW(82ps)
モーター最大トルク:175Nm(17.8kgf-m)
駆動方式:FWD
バッテリー容量:27.5kWh
一充電航続距離:263km
0-100km/h加速:12.1秒
最高速度:130km/h
ルノー・トゥインゴE-テック エレクトリック|Renault Twingo E-Tech Electric




