カワサキが「W800」「メグロK3」の2026年モデルを発表! 伝統的なスタイリングは健在。新色追加と価格変更で11月1日発売。
カワサキが、伝統の“Wシリーズ”と“メグロブランド”の2026年モデルを発表した。いずれも発売は2025年11月1日(土)。熟成を重ねた造形と、時代を超えて愛されるクラフトマンシップが光る仕上がりとなっている。
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正統派ネオクラシック「W800」2026年モデル

カワサキ W800(メタリックディープブルー)
1966年発売の「650-W1」から始まった“W”の系譜。半世紀以上にわたり受け継がれてきたそのスピリットを体現するのが、この「W800」だ。トラディショナルなデザインの中に、現代の走りを融合させた仕上がりとなっている。
存在感のあるバーチカルツインエンジンは、造形美とメカニカルな鼓動感を両立。360°クランクならではの等間隔パルスが、心地よい排気サウンドを奏でる。
フロント19インチ/リヤ18インチのワイヤースポークホイールと細身のタイヤは、往年のビッグバイクを思わせる佇まい。その一方で、現代的なジオメトリー設計により、軽快で上質なライディングフィールを実現している。
クロームメッキの前後フェンダーや、金属パーツの質感にまでこだわった仕上げも魅力。走る楽しみはもちろん、所有する歓びを存分に味わえる1台だ。
2026年モデルでは、機能面の変更はなく、新たに「パールクリスタルホワイト」「メタリックディープブルー」の2色を設定。価格は130万9000円(税込)で、2025年モデル(124万3000円)から6万6000円アップとなる。

カワサキ W800|Kawasaki W800
カワサキ・クラフトマンシップの結晶「MEGURO K3」2026年モデル
時を遡ること1924年、「大排気量」「高性能」「高品質」を掲げ、日本のライダーたちの憧れの的となったブランドが「メグロ」だ。その名を受け継ぐ「メグロK3」は、カワサキの大型スポーツバイク史における記念碑的モデルとして登場した。
メグロK3とW800は兄弟機にあたり、基本スペックやエンジン形式はほぼ同一。メグロK3は外装の仕立てや塗装仕上げにより、よりクラフトマンシップを感じさせる存在となっている。
エンジンやタンク、ホイール、シートの造形ひとつひとつに至るまで、熟練の技が息づく。流麗なタンクラインとミラーコートブラックの塗装は、まさに工芸品のような美しさ。重厚な存在感を放つ車体にまたがれば、メグロのDNAが脈打つような力強い鼓動を感じられるだろう。
2026年モデルでは、カラーや仕様の変更はなく、価格のみ141万9000円(税込)に改定。2025年モデル(140万8000円)から1万1000円アップとなっている。
時代が変わっても、Wとメグロが放つ機械としての美しさは変わらない。2026年モデルとなっても、両車の存在はクラシックモダンの象徴として、多くのライダーを魅了し続けることだろう。

カワサキ メグロK3(ミラーコートブラック×エボニー)
SPECIFICATIONS
カワサキ W800|Kawasaki W800
ボディサイズ:全長2190×全幅790×全高1075mm[全長2190×全幅790×全高1130mm]
シート高:790mm
車両重量:226kg[227kg]
総排気量:773cc
エンジン:空冷4ストローク並列2気筒OHC4バルブ
最高出力:38kW(52PS)/6500rpm
最大トルク:62Nm(6.3kgf-m)/4800rpm
変速機:5段リターン
燃料タンク容量:15L
燃費(WMTCモード):20.9/L
価格(税込):130万9000円[141万9000円]
※[ ]はメグロK3の値

カワサキ メグロK3|Kawasaki Meguro K3