初代ソアラ/セルシオを見ながらクルマ談議! 代官山T-SITE「モーニングクルーズ」で若者とカーライフを語る
代官山T-SITE恒例のカーミーティング「モーニング・クルーズ」の派生イベント「モーニングクルーズ&トークセッション -WEEKEND TALKS」が8月24日に開催されました。第1回目のテーマは「クルマについて話したい」。どんなクルマや人との出会いがあったのか、自動車ライターの瀬(はやせ)イオナがイベントの様子をお伝えします!
この記事をシェア
代官山モーニングクルーズ初取材、初代ソアラ/セルシオにも試乗!
8月24日に代官山T-SITEの駐車場で、代官山 蔦屋書店主催の「モーニングクルーズ&トークセッション -WEEKEND TALKS vol.1-」が開催されました!
「WEEKEND TALKS」は文学、アート、ビジネス、ファッション、料理、絵本など多彩なジャンルで、世代を問わず知的好奇心を刺激するトークイベント。今回はその一環として「クルマ」が取り上げられました。
代官山モーニングクルーズは定期的に開催されている人気のカーイベント。当日も開始時刻の7時前からすでにクルマが集まっていて、オーナー同士の談笑が聞こえてきます。朝からワクワクする空気が漂っていますね~!
会場には「Vintage Club by KINTO」の車両として「初代セルシオ」と「初代ソアラ」が展示。運転席に座れるだけでなく、敷地内での体験試乗までできる内容です。旧車はMTが多い印象ですが、多くの人が体験できるようAT車も用意されており、この2台もその一部とのことでした。
さすが代官山モーニングクルーズ! とっても珍しいクルマも来ていましたよ。
普段のモニクルは何かしらテーマに沿ったクルマが集まるそうですが、今回のイベントは「クルマについて話したい」人なら誰でも参加OK! バラエティ豊かなクルマが集まりました。
せっかくなので、私もセルシオに試乗させていただきました。まず驚いたのが、サイドブレーキの仕組み。それから電動で動くシートやステアリング、クルーズコントロールなど、30年前のクルマとは思えない装備が揃い、現代車とほとんど変わらない感覚じゃないですか!
実はこの個体は自動車ジャーナリストの山本シンヤさんが所有しており、現在はKINTOさんに貸し出しているそうです。なぜそのような取り組みを始めたのかお話を伺うと「若い世代に、素晴らしい旧車をもっと体験してほしい」と語ってくれました。
初代ソアラで特に印象的だったのは、デジタルタコメーター。実際に動いている姿を見たのは初めてで、思わず感激しました。走行は駐車場内のみでしたが、「もっと一般道を走ってみたい!」という気持ちが湧いてきます。これもKINTOさんの狙いですか(笑)。
私、瀬イオナも初代ソアラに乗せていただきました。内装は上質で、エンジン音もとても静か。当時の高級車だけあって、現代のラグジュアリーカーと比べても遜色ない、優雅な乗り心地に感動しました!
WEEKEND TALKSはベテランと若者の掛け合いが新鮮!
続いて、ガーデンギャラリーで行われたトークショーには、山本シンヤさん、河西啓介さん、tokyo basic car club(南部翔也さん、栗原勘之さん)、YOKOHAMA Car Session(後藤和樹さん、甲野大輔さん、本田浩隆さん)の計7名が登壇。「クルマについて話したい」をテーマに、約1時間のトークセッションが繰り広げられました。
ベテランのお二人と若手5人という構図で進むトークは、ユーモアを交えながら次第に熱を帯びていきます。
YOKOHAMA Car Sessionが35歳以下限定で、赤レンガ倉庫イベントを開催したことに触れると、山本さんと河西さんは「若者は我々オジサンを排除してるんじゃないか」と冗談交じりにコメント。それに対して後藤さんは「クルマ離れといわれているのは30代半ばくらい。自分たちはむしろ盛り上がっている世代で、その熱気を先輩方にも見てほしいから開催したんです」と返して、会場は大いに沸きました。
トークショーは涼しい屋内で開催されました。こうしてみると、観覧席は男性率が高めだったんですね。
「昔はクルマがモテの象徴だった」という話題では、今の若者も同じ価値観を持っているのか? という質問が投げかけられます。するとtokyo basic car clubの栗原さんが即座に「俺はモテ(るため)ッスね!」と即答し、会場は笑いに包まれました。
一方でYOKOHAMA Car Sessionのメンバーは「自分のために乗っている」と真剣な表情。スタンスの違いが垣間見えたことも興味深かったです。“クルマと恋愛”は、やっぱりどの世代でも盛り上がるテーマですね。
また、河西さんは以前、テリー伊藤さんと「最後の1台を選ぶなら?」という話をした際に、刺激を受けたというエピソードを披露。「まだまだ乗り続けて、50台以上はいきたい」と笑顔で語る姿が印象的でした。
tokyo basic car clubの南部翔也さんと、栗原勘之さん
YOKOHAMA Car Sessionの後藤和樹さん、甲野大輔さん、本田浩隆さん
若手側としてトークを聞きながら、私自身もかつて一目惚れして「いつか欲しい」と思っている旧車「三菱コルト ギャランGTO-MR」への想いが一層強くなりました! (今日が一番若いんだから、早めに買ったほうがいい」という先輩方の言葉が、じわじわと背中を押してきます(笑)。
イベントは午前中で終了しましたが、解散後もオーナー同士が自然と連なってドライブに出かける光景が印象的でした。これこそが、モーニングクルーズの醍醐味なのかもしれません。
正直なところ、今までこうした集まりには敷居の高さ感じて参加してこなかったのですが、実際に足を運んでみると驚くほど自然体で、居心地のいい空間でした。次は自分の愛車を持ち込んで、仲間に加わりたい! そんな気持ちにさせてくれた週末でした。
記事の画像ギャラリーを見る
この投稿をInstagramで見る




