スズキが新型「アドレス125」を発表! 街乗り最強の“通勤快速”が全方位に進化
スズキは新型スクーター「アドレス125」を9月10日から販売開始する。今回のモデルチェンジでは、外観の刷新とともに装備面の充実や新設計のフレームが採用されるなど、全方位で進化している。
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新型アドレス125はシートを開けずに給油できる新機構を採用
スズキが、原付二種(50cc~125cc以下)クラスの新型バイク「アドレス125」を9月10日より発売する。
アドレスは、軽量の車両重量と、スリムな車体に加え、キビキビとした加速性能により、通勤のストレスが少なく、“通勤快速”の愛称を持つシティコミューターシリーズ。
2022年10月に登場した先代のアドレス125に続き、今回の新型モデルでは、街になじむ丸みを帯びたデザインを継承しつつ、フロントポジションランプやリヤコンビネーションランプのデザインを刷新。外観により洗練された印象を与えている。ボディカラーは全4色が設定された。
装備面でも大幅なアップデートが図られた。新たに、シートを開けずに給油可能なフューエルリッド付き燃料タンクを採用。燃料タンク容量は従来の5.0Lから5.3Lに増加し、シート下収納スペースも21.8Lから24.4Lへ拡張された。さらに、フロントポケットや荷物フックの仕様も見直され、使い勝手が一段と向上している。
エンジンまわりでは、始動方式を常時かみ合い式に変更し、エンジン始動時の静粛性を高めた。また、カムシャフトの改良により、低中速域でのトルクがより力強くなっている。加えて、新設計のフレームを採用したことで、さらなる軽量化と取り回し性の向上も実現した。

新旧アドレス125比較。左が2022年モデルで、右が2025年モデル

シートを開けずに給油できるフューエルリッド付き燃料タンクを新採用
新型アドレス125の年間販売目標台数は5000台と、先代の9500台からは大きく引き下げられたものの、価格は28万500円(税込)と据え置きに近い。装備と性能の進化を考えれば、非常にコストパフォーマンスの高い1台と言えるだろう。
“通勤快速”らしい実用性と走行性能を両立させた新型アドレス125は、これからも働く社会人にとって頼れるパートナーとなりそうだ。
SPECIFICATIONS
スズキ アドレス125|Suzuki Address 125
ボディサイズ:全長1880×全幅690×全高1155mm
シート高:770mm
装備重量:108kg(燃料・潤滑油・バッテリー液含む)
総排気量:124cc
エンジン:空冷2バルブ単気筒SOHC
最高出力:6.2kW(8.4PS)/6500rpm
最大トルク:10Nm(1.0kgf-m)/5000rpm
燃料タンク容量:5.3L
燃費(WMTCモード):53.4km/L(1名乗車時)
乗員:2名
価格:28万500円(税込)

新型アドレス125「ソリッドアイスグリーン」カラー