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公開日:2025.08.27

160万円台から買える! 日産が新型軽「ルークス」を初公開。“かどまる四角”のデザインと充実の先進装備に注目【新車ニュース】

日産ルークス|Nissan Roox

日産自動車は8月22日、今秋発売を予定している新型軽スーパーハイトワゴン「ルークス」を先行公開した。車両価格は税込で160万円台からとなる予定だ。

日産ルークス|Nissan Roox

文=細田 靖

写真=日産自動車

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新型ルークスは心にゆとりをもって乗りこなせる軽自動車

日産自動車は8月22日、都内で4代目となる新型「ルークス」の発表会を開催。「従来の軽自動車の常識を打ち破る、まったく新しい価値を提供する」とアピールした。発売は2025年秋頃を予定している。

新型ルークスは従来型モデルに続き、日産自動車と三菱自動車工業の合弁会社「NMKV」のマネジメントのもと、日産が企画、開発した軽自動車だ。

新型ルークスは心地よいインテリアに加え、「インテリジェント アラウンドビューモニター」(移動物検知、3Dビュー機能付)をはじめとする多くの先進安全技術などを詰め込み、心にゆとりをもって乗りこなせる軽自動車に仕上げられた。

インテリアは乗りこんだ瞬間に開放感をもたらすデザインを採用。12.3インチの統合型インターフェースディスプレイによるシームレスな空間は、従来の軽自動車を超えた上質な乗り心地を実現。日々忙しく過ごすドライバーに、まるで自宅のリビングにいるかのような快適な空間を提供する。

また、従来型で好評のアラウンドビューモニターは、「インテリジェント アラウンドビューモニター」(移動物検知、3Dビュー機能付)に進化。交差点やT字路など、死角を「見える化」することで、“見えない不安”を取り除き、運転時の安心感を大きく高めている。

日産自動車で日本マーケティング&セールスを担当する執行職の杉本 全氏は、「新型ルークスは、軽自動車市場でもっとも競争が激しいスーパーハイトワゴンのカテゴリにおいて、新しい軽のスタンダードとして、自信をもって投入いたします。日常の移動に新たな価値をもたらすその魅力をぜひご体感ください」と述べている。

デザインモチーフ「かどまる四角」を随所に採用

日産ルークス|Nissan Roox

日産ルークス|Nissan Roox

デザインは、ルークスのネーミングの由来である「Roomy×Max」をコンセプトとし、軽自動車規格のなかで最大限大きさを表現するデザインを採用。なかでも、新型ルークスを象徴するデザインモチーフとして「かどまる四角」を、ヘッドライト、リヤコンビネーションランプ、ドアハンドル、ホイールなど随所に取り入れた。広さ・大きさを象徴する四角。そのかどをとり、まるくしたモチーフを採用することで、新型ルークスのぬくもり感と遊び心を表現している。

ボディカラーには、日本の伝統的な建築様式である「唐破風(からはふ)」にインスピレーションを受けた、新たな2トーンカラーを設定。フードを含むベルトライン下から塗り分けられた、日産初となるユニークなカラーコーディネーションだ。

また「セラドングリーン」「シナモンラテ」「セトブルー」を新色として採用することで、ハイウェイスターシリーズに6通りの2トーンと7色のモノトーン、スタンダードシリーズに7色のモノトーンをラインアップ。全17通りの多彩なバリエーションが用意された。

日産ルークス|Nissan Roox

日産ルークス|Nissan Roox

インテリアのデザインコンセプトは「Breeze(そよかぜ)」。リビングルームのような心地よい風と光を車内へ取り込み、乗員全員がリラックスできる居心地よい空間を目指した。デザインキーワードには「縁側」や「ハンモック」などを用い、実際の空間以上の開放感を追求。さらに、ヘッドレストやスピードメーターなどにも「かどまる四角」の遊び心あるデザインモチーフが取り入れられている。

インパネには軽自動車初となる12.3インチの大型統合型インターフェースディスプレイを採用。クラスを超えた先進性と上質感が演出された。

室内長は前型より115mm拡大し、軽スーパーハイトワゴンでトップ水準となる2315mmを実現。後席ニールームについても前型同様クラストップの795mmの広さを確保しており、大人がゆったりと座れて、小さな子どもが立ちながら着替えることが可能だ。

荷室もクラストップの荷室最大長675mmを確保。48Lのスーツケースを同時に4個積載しつつ、大人4人が広々と過ごせる空間を実現した。

後席スライドドアは、従来型から引き続きクラストップとなる650mmの開口幅を確保すると同時に、「セレナ」と同じサイズの大型乗降用グリップも備えており、乗り降りや子どもの乗せおろしを無理なくスムーズに行うことが可能となっている。

後席シートの前後スライド量もクラストップの最大320mmを実現。運転席に座ったまま、後席左側に座っている子どもをケアすることができるほか、荷室からのアプローチの際には、片手でシート肩口にあるレバーを引き上げるワンアクションでそのまま前後へスライドさせられる。

収納面も進化。インパネには角型紙パックも入るドリンクホルダーや、ティッシュボックスを丸ごと隠せる引き出しに加えて、スマートフォンや財布などを置けるインストセンタースライドボックス、メーター裏に小物などを収納可能な蓋付のインスト運転席アッパーボックスなどを装備した。

Google搭載のインフォテインメントシステムを採用

新型ルークスに搭載したインテリジェントアラウンドビューモニターは、交差点やT字路など死角を「見える化」する。

新型ルークスに搭載したインテリジェントアラウンドビューモニターは、交差点やT字路など死角を「見える化」する。

日産新型ルークス発表会では、CMキャラクターの仲里依紗さんが登場。写真右 白のルークスの運転席から死角となる場所に隠れても、インテリジェントアラウンドビューモニター機能を通して仲さんの姿を確認できる実演デモも実施された。

日産新型ルークス発表会では、CMキャラクターの仲里依紗さんが登場。写真右 白のルークスの運転席から死角となる場所に隠れても、インテリジェントアラウンドビューモニター機能を通して仲さんの姿を確認できる実演デモも実施された。

エンジンは燃費と静粛性を改善。さらに、防音効果のある遮音シートや高機能吸音材をドアやタイヤ周りに採用し、車外からの騒音を気にすることなく会話が楽しめる空間を実現した。

シートトリムには柔らかい肌触りと伸縮性により、しっかりと体を包み込むメランジ生地を採用。自宅のソファのような快適性が追求された。後席はシートの着座接地面を拡大し、体圧をより分散させるように改良。加えて、振動吸収性に優れる高密度のウレタンを採用したことにより、走行中に体が振られることを抑制し、座り心地も向上している。

従来のディーラーオプションナビの選択肢に加え、「ルークス」として初めてメーカーオプションのNissanConnectインフォテインメントシステムを採用。同システムはGoogle搭載により、「Googleマップ」「Googleアシスタント」「Google Play」の各機能に新しく対応し、多彩な情報とエンターテインメントにシームレスにコネクトできる。また、メーカーオプションのドライブレコーダーと連携すれば、離れた場所からでもクルマを見守る新サービス「リモートフォトショット」にも対応する。

運転支援システムの拡充も見どころで、駐車や狭い道、交差点などのさまざまなドライブシーンで役立つ機能が採用された。

「インテリジェント アラウンドビューモニター」には、本来は見えない車体下の映像を生成する軽自動車初の「インビジブルフードビュー」、日産の軽自動車としては初搭載となる、車両の周辺状況を3D映像でより直感的に確認可能な「3Dビュー」、そして交差点等で運転席から死角になる前方の左右が見えるようにサポートする「フロントワイドビュー」の3つの新しい表示機能を搭載。

また、従来型でも好評の「プロパイロット」に加え、新たに交差点の歩行者や対向・交差車両を検知し、衝突回避を支援する機能が加わった「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」、車線変更時の斜め後方の車両との接触回避をアシストする軽自動車初となる「インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)」、軽スーパーハイトワゴン初(※)の「BSW(後側方車両検知警報)」、後退時に後方を横切ろうとする車両を検知すると警告音でドライバーに注意を促す「RCTA(後退時車両検知警報)」などを搭載し、軽自動車として最高レベルの機能を実現している。
※BSW(後側方車両検知警報)を搭載した軽スーパーハイトワゴンが初(ディーラーオプションを除く)、RCTA(後退時車両検知警報)を搭載した軽スーパーハイトワゴンが初(ディーラーオプションを除く)/2025年8月現在 日産自動車調べ

新型「ルークス」は、8月23日から日産グローバル本社ギャラリーに展示される。あわせて同本社ギャラリーにおいて、新型「ルークス」の新機能を体験できる展示イベントも開催される。

カスタムカーやライフケアビークルも先行公開

日産ルークス「AUTECH LINE」

日産ルークス「AUTECH LINE」

新型ルークスの先行公開に伴い、日産モータースポーツ&カスタマイズは、新型ルークスをベースにしたカスタムカー「AUTECH LINE」と、ライフケアビークル(LV)「助手席スライドアップシート」を先行公開した。これらも発売は今秋の予定だ。

「AUTECH LINE」は、さりげない個性やこだわりをクルマに求めるユーザーに向けて、車種ごとに最適化した特別なカスタマイズを施した新たなシリーズ。キャラバンに続き、新型ルークスにも設定される。

新型ルークス「AUTECH LINE」は、クール&アグレッシブを商品コンセプトに、専用デザインのフォグランプフィニッシャーや15インチアルミホイール、シルバー色ドアミラー、新型ルークスで唯一のブラック基調のインテリアを採用したカスタムカー。

シート地には、スタイリッシュな意匠と上質な手触りに加え、防水機能も兼ね備えた専用の合皮素材を採用。お手入れも楽で、アクティブな使用シーンでも水濡れや汚れを気にせず使用できる。

日産ルークス ライフケアビークルに搭載された「助手席スライドアップシート」

日産ルークス ライフケアビークルに搭載された「助手席スライドアップシート」

新型ルークス「助手席スライドアップシート」は、助手席が車両の外側に電動で回転・昇降することで、乗り降りが楽に行える車両。さらに広く快適になった室内空間とゆとりのあるドア開口高により、背の高い方でも頭上を気にせず安心してスムーズに乗り降りできる。乗車時やシート回転時に掴まることができる助手席側Aピラー部のグリップや、車いす固定用ゴムネットを全車に標準装備している。

INFORMATION
新型日産ルークス特設サイト
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/new_roox.html

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