ジウジアーロの傑作、初代「パンダ4×4」を再解釈!フィアットが「グランデパンダ4×4コンセプト」を発表【新車ニュース】
ステランティスは5月20日、フィアット・グランデパンダのコンセプトモデル「グランデパンダ4×4コンセプト」を発表した。
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初代パンダ4×4の直接的な後継モデル
グランデパンダ4×4コンセプトは、1983年に発売された初代パンダ4×4の直接的な後継モデル。パンダ4×4は、実用性、快適性、そしてエレガンスを独自のバランスで実現したモデルで、あらゆる地形を走破できるコンパクトなフォルムによって、瞬く間に何世代にもわたる愛好家を魅了した。

初代フィアット・パンダ4×4|Fiat Panda 4×4 1st

初代フィアット・パンダ4×4|Fiat Panda 4×4 1st
コンパクトボディながら室内は広々とした空間を確保し、日常使いの快適性とオフロードでのタフな走破性を両立。まさにシティカーとオフローダーの理想的なバランスを体現していた。パンダ4×4は誰もが手に取りやすい愛着の湧くクルマだった。
その美点を再解釈したのが、このたび発表されたグランデパンダ4×4コンセプトだ。伝統と革新こそが意義深いレガシーを築くための重要な要素であると、フィアットは改めて強調している。

フィアット・グランデパンダ4×4コンセプト|Fiat Grande Panda 4×4 concept
グランデパンダ4×4コンセプトは革新的な電動リヤアクスルを採用。これにより、市街地や過酷な地形でも優れたパフォーマンスを発揮できるようになる。これはパンダ4×4の特徴である冒険心と日常的な実用性を維持しながら、より持続可能で先進的な技術を採用するという、フィアットの継続的なコミットメントを裏付ける意図的な選択だという。
独特のディテールが与えられたデザインは大胆。自由や冒険、そして自然との深い繋がりを再発見したいという願いが、コンセプトに込められた。
エクステリアでは、パンダ4×4の象徴的なダークレッドカラーを、深みのあるボルドーで現代的に再解釈。前後のアンダーガードやホイールといったベージュのディテールが、偉大なパンダ4×4の象徴へのノスタルジックなオマージュを添えている。なお、フィアットの次期四輪駆動モデルには、フロントマスクやルーフラックへの補助灯が用意され、その他のアクセサリーもラインナップされる可能性が高いとのこと。
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