トヨタが新型「C-HR」を発表。人気コンパクトSUVはBEV(バッテリー式電気自動車)で2026年に米国で発売へ【新車ニュース】
トヨタ・モーター・ノース・アメリカは5月14日、新型電動SUV「C-HR」を発表した。新型C-HRは2026年に米国で発売される予定だ。
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2モーターで343psを発揮。一充電航続距離は467km
2026年モデルとして、北米におけるトヨタの電動化モデルラインナップに20番目に加わることになった新型C-HR。ボディサイズは全長4519×全幅1869×全高1621mmで、ホイールベースは2751mmと、同市場ではコンパクトな部類に入る。
トヨタのBEV専用プラットフォーム「e-TNGA」がベースとなっており、スタイリングは流麗なボディラインとワイドなスタンスがダイナミックな走りをイメージさせる。コンパクトなクーペシルエットは、トヨタの特徴であるハンマーヘッド型のフロントマスクから、コンパクトなキャビン、そしてシャープなリヤへとシームレスに流れ込むことでまとめられた。
インテリアデザインは、スリムなドライバーディスプレイとアクセスしやすいセンターコンソールを備え、すっきりとした開放感を演出。さらに、カスタマイズ可能なアンビエントライトも装備されており、好みの雰囲気を楽しめる。スタイリッシュで機能的でありながら、快適でハイテクなキャビンが創出された。荷室容量は後席後方で最大720Lを確保する。
ドライブトレインは、フロントとリヤそれぞれに「eアクスル(モーター、インバーター、減速機などを一体化したユニット)」を備えた四輪駆動。システム総合で338hp(343ps)を発揮し、0-60マイル(0-97km/h)加速を約5秒でこなす。
ステアリングホイールにはパドルシフトが装備されており、回生ブレーキのオン/オフや回生ブレーキ力の調整が可能。ドライバーはパドルシフトの操作で、回生ブレーキの効き具合を4段階に調整できる。

トヨタC-HR|Toyota C-HR
バッテリー容量は74.7kWhで、一充電航続距離は290マイル(約467km)を実現。DC急速充電に対応したNACS充電ポートを備え、全米数千カ所の高速充電ステーションが利用可能。理想的な急速充電を利用する場合、約30分でバッテリー容量の10%から80%までを充電できる。
バッテリーにはプレコンディショニング機能が備わる。この機能はバッテリーをDC急速充電に最適な温度に保ち、寒冷地でもより速い充電を可能にするもので、手動で起動できるほか、ナビゲーションシステムの目的地を急速充電ステーションに設定することで自動的に起動させることも可能だ。
装備面では、トヨタオーディオマルチメディアシステムを組み合わせる14インチタッチスクリーン、フルデジタルメータークラスター、センターコンソールに設置されたデュアルワイヤレスチャージャー、そしてトヨタセーフティセンス3.0システムなどが採用された。

トヨタC-HR|Toyota C-HR