トヨタ新型SUV「bZウッドランド」を発表! バッテリーEVのラインナップを拡大。日本向け「bZ4Xツーリング」は26年春頃に発売【新車ニュース】
トヨタはこのほど、5月19日〜21日にトヨタの北米事業体であるToyota Motor North America(TMNA)が開催する新車発表イベントにおいて、2026年初に北米で発売する予定の新型車「bZ Woodland(ウッドランド)」を世界初披露すると発表。同車の日本向けモデル「bZ4Xツーリング」は、2026年春頃に日本国内で発売される見通しだ。
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bZシリーズの新バリエーションが登場!
トヨタはこれまで「もっといいクルマづくり」を目指し、商品と地域を軸とした経営を進めてきた。そのなかで、カーボンニュートラルの実現に向けたパワートレイン開発においては、あらゆる国・地域の様々なユーザーニーズに応えうる電動車の選択肢を用意する「マルチパスウェイ」の取り組みのもと、多様なモビリティを展開している。
米国市場はBEVを中心に堅調な成長が想定される。さらにBEVは米国メーカーのシェアが高く、一層の商品力強化が必要となる。トヨタは「マルチパスウェイ」の取り組みを一層加速すべく、「bZ(bZ4Xの北米呼称)」「TOYOTA C-HR」とともに、北米市場で主要となるSUVをカバーできるBEVラインナップとして、このたび新型車「bZ ウッドランド」を投入する。
全長4830×全幅1860×全高1620mm、ホイールベース2850mm、最低地上高約210mmの寸法を持つbZウッドランドには、システム総合で375hp(380ps)を発揮するモーターと、総電力量74.7kWhのリチウムイオンバッテリーを採用。eAxle(イーアクスル)の高効率化もあり、航続距離はAWDモデルで約260マイル(約418km)を確保する。
※数値は北米仕様の開発目標値

トヨタbZウッドランド|Toyota bZ Woodland

トヨタbZウッドランド|Toyota bZ Woodland
AWD仕様は前後に高出力タイプのeAxle(モーター、インバーター、減速機などを一体化したユニット)を採用。さらに、進化した制御システムの採用によって前後駆動力配分の自由度が拡大し、アウトドアシーンでも優れた走行安定性を実現する。
X-MODEシステムの搭載によって、ドライバーはスイッチ操作で路面状況に応じたモードを選択し、ブレーキ制御とホイールへのパワー伝達を最適化して、操縦性とトラクション性能を向上させる。
同システムのもうひとつの特徴はグリップコントロール。低速域で作動させると、モーター駆動力の調整により優れたオフロード性能を発揮する。これは、路面状況に応じて一定速度を維持し、荒れた路面でのスリップを防止するための追加機能として開発されたものだ。
bZウッドランドには、急速充電の前にバッテリー本体の温度を調整する機能「バッテリープレコンディショニング」を搭載。バッテリーを充電に最適な温度とし、冷間時での急速充電時間約30分(-10℃時の急速充電時間)を目標に開発される。急速(DC)充電規格は北米充電規格(NACS=North American Charging System)が採用される予定だ。
このほか、30立方フィート(約850L)を超える広い荷室空間を確保しているのも特色に挙げられる。
この新型BEVの日本仕様となる「bZツーリング」の発売に向けて、5月15日より改良版「bZ4X(2025年後半に発売予定)」を含めた特設サイトがオープン。随時情報が更新されていく予定だ。
●トヨタ公式「bZ4X/bZ4Xツーリング」特設サイト
https://toyota.jp/info/bz4x/new/