フォルクスワーゲン、コンセプトカー3台を上海で一挙発表! 【新車ニュース】
フォルクスワーゲンは4月23日に開幕した上海モーターショー2025で、3台のEVコンセプトモデル「ID.AURA」「ID.ERA」「ID.EVO」を披露した。
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『中国で、中国のために』戦略の目に見える成果
4月22日に開催された「フォルクスワーゲングループナイト」で初披露された3台のコンセプトカーは、中国で新エネルギー車(NEV)のグループに属する。このカテゴリーにはBEVに加え、プラグインハイブリッド車やレンジエクステンダー搭載モデルも含まれる。
フォルクスワーゲンブランドのトーマス・シェーファーCEOは、「これら3台のコンセプトカーは、私たちの『中国で、中国のために』戦略の目に見える成果です。これにより、中国において外国自動車メーカーの中でトップの地位を維持するために必要な準備をすべて整えました」とコメント。
さらに、フォルクスワーゲン乗用車ブランド(中国)のステファン・メカCEOは「今後3年間で、先進技術を搭載した最先端のNEVだけでも20車種以上を投入し、中国のあらゆるお客様のニーズにお応えします。『中国で、中国のために』という戦略のもと、私たちは潜在能力を最大限に発揮し、地域レベルで革新力を発揮していきます」と強調した。
3台のコンセプトカーは、量販車およびフルサイズセグメント向けの完全電動駆動システムとレンジエクステンダー技術を搭載。中国の多様なユーザーニーズに応えるべく、最長34カ月で開発する目標が掲げられている。
ゾーン電子アーキテクチャーを備えたコンパクトセダン「ID.AURA」

フォルクスワーゲンID.オーラ|Volkswagen ID.AURA

フォルクスワーゲンID.オーラ|Volkswagen ID.AURA
ID.AURAは、フォルクスワーゲンが中国市場向けに特別に設計したゾーン電子アーキテクチャーを備えたCMP(コンパクト・メイン・プラットフォーム)をベースとした初のコンセプトカー。
このプラットフォームに搭載された高度自動運転システムは、AIをベースとした高いコンピューティング能力により、スマートでありながら自然なドライビングの水準をさらに引き上げる。
この電動ノッチバックコンセプトは、特に価格を重視するAセグメントユーザー向けに開発。最新技術とダイナミックなデザインを融合させている。センターコンソールにはスマートフォンに似たUI/UXコンセプトが組み込まれ、AIベースのヒューマノイド アシスタントにより、車両機能とインフォテインメントのシームレスな操作を可能にする。
レンジエクステンダー搭載のフルサイズSUV「ID.ERA」

フォルクスワーゲンID.エラ|Volkswagen ID.ERA

フォルクスワーゲンID.エラ|Volkswagen ID.ERA
ID.ERAは広々とした3列シートを備えたフルサイズSUV。フォルクスワーゲン初のレンジエクステンダー搭載モデルだ。燃料駆動式ジェネレーターが走行中にバッテリーを充電し、700km以上の航続距離を実現。バッテリーモードでの300kmの航続距離と合わせると、航続距離は1000km以上をマークする。
ライフスタイル感度の高い若年層向けフルサイズSUV「ID.EVO」

フォルクスワーゲンID.エボ|Volkswagen ID.EVO

フォルクスワーゲンID.エボ|Volkswagen ID.EVO
ID.EVOは、ライフスタイルに敏感で、他者との差別化を図りたいと考える若年層をターゲットとしたフルサイズSUV。800Vプラットフォームをベースとしており、フォルクスワーゲンのID.UNYXファミリー初のフルサイズ電動SUVとなる。
このコンセプトカーは、高性能なゾーン電子アーキテクチャーを搭載し、幅広い新しいデジタルサービスの提供を可能にするだけでなく、短い間隔での無線アップデートによってカスタマーエクスペリエンスを継続的に向上させる。
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