190万円で買える2人乗り超小型EVオープンカー「AIM EVM」って何? 沖縄で8月に販売開始!【新車ニュース】
日本生まれの超小型電動モビリティ「AIM EVM」が2月14日、ついに正式発表された。開発したエイム社によれば、2025年8月から沖縄県限定で販売を開始し、将来的には全国販売を目指すという。
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エイム EVM|AIM EVM
記事の画像ギャラリーを見る島暮らしに最適!?
エイムは、島嶼部(周囲を海や湖で囲まれた島など)での生活を豊かにする超小型モビリティ「AIM EVM(エイム イーブイエム)」を2025年8月から販売する。価格は190万円(税別)で、年間1,000台を販売する予定だ。
AIM EVMの開発コンセプトは「島に住む人も、訪れる人も、みんなが笑顔になれるモビリティ」で、久米島をはじめとする地域で実地調査を行なったという。

AIM EVM(オレンジ)
ボディサイズは全長2,485×全幅1,295×全高1,560mm、ホイールベースは1,780mm、最小回転半径はわずか3.5mで、車両重量は646kg。後輪の駆動用モーターは最高出力14kW(19PS)、最大トルク70Nmを発生し、搭載するバッテリーの容量は9.98kW。充電時間は5時間(200V)で、1,500Wを給電できる外部給電ポートを備えている。
最高速度は60km/h(高速道路は走行不可)で、一充電航続距離は1日のアクティビティをしっかりとサポートできる120km。パワフルなモーターを搭載したことで、坂道発進角度14°という力強い走りを実現した。
AIM EVMはシーサーがモチーフ?

AIM EVMカラーバリエーション。上からブルー、ホワイト
沖縄の守り神「シーサー」をモチーフとしたエクステリアをデザインしたのは、中村史郎氏率いる「SN DESIGNE PLATFORM 」。開放感あふれる着脱式の2分割ルーフを標準装備し、広い開口部は乗り降りもスムーズ。ボディカラーは太陽と海と砂浜をイメージしたオレンジ、ブルー、ホワイトの3色を用意する。
2名がゆったりと乗車できるインテリアはエクステリアに合わせた明るいカラーコーディネートがなされていて、2眼式液晶マルチメーター、7インチモニター、USBポートなどが備わり、フロントとラゲッジには水や汚れに強いラバーマットを敷き詰めた。ラゲッジスペースは日常生活でもレジャーでも十分使える、機内持ち込みサイズのキャリーケース3個分の容量を確保した。

AIM EVMのラゲッジスペース
2023年のジャパンモビリティショーでは、同モデルのコンセプトカーが「AIM EV MICRO 01」という名称で出展されていた。その際には販売価格は100万円以下を目指すということだったが、今回の発表では190万円に変更され、物価高などの影響を大きく受けた印象だ。
AIM EVMは2025年8月から沖縄県限定で販売を開始し、将来的に全国販売を目指す。

AIM EVMはジャパンモビリティショー2023で出展された際には「AIM EV マクロ01」という名称だった。ボディサイズや配色が当時から若干変更されている。