ドコモ・バイクシェアが「新型電動モビリティ」導入を発表! 利用条件に“運転免許保有”と“車道走行”を設定。
ドコモ・バイクシェアは2月19日、特定小型原動機付自転車(特定小型原付)に該当する新モデルを、バイクシェアサービスに導入すると発表した。
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YADEA製 ドコモ・バイクシェア専用モデル。
記事の画像ギャラリーを見る安全に配慮した2つの注目ポイント
NTTドコモ傘下のドコモ・バイクシェアは、マイクロモビリティの普及に伴う需要の高まりに応えるため、特定小型原付に分類される新型電動モビリティを導入する。
今回導入された車両は中国・上海に本社を構える大手電動モビリティブランドYADEA(ヤディア)の車体がベース。YADEAの国内総代理店を務めるハセガワモビリティと、ドコモ・バイクシェア、YADEAの3社が共同開発した。
車両の特徴は、着座式でタイヤも大きく、従来の電動アシスト付き自転車と同様の感覚で乗車できることだ。ペダルは固定され、右ハンドルのスロットル操作で加速する仕様で、最高速度は20km/h、航続距離は70kmだ。
そして、この車両の導入には、2つの注目ポイントがある。
1つ目は、時速6km/h以下で歩道を走行できる「特例モード」を搭載せず、“車道走行専用仕様”としたこと。そのため同車両で歩道走行することは道交法違反となり、歩行者の安全を損ねる可能性を低減することができる。
2つ目は、この車両の利用には運転免許証の登録が必要であること。運転免許を取得していることが利用前提となるため、これまで以上に安全に配慮した運転を期待することができる。
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国内唯一のYADEA直営店「YADEA表参道ショールーム」の外観イメージ。
ドコモ・バイクシェア専用モデルのベースタイプは2月21日より「YADEA表参道ショールーム」にて展示され、試乗も可能だ。また、同社ではこのモデルによる実証実験を2025年春に開始することを目指し、安全対策や施策検証を通じて、より良いサービスの提供に努めていくという。
SPECIFICATIONS
YADEA ドコモ・バイクシェア専用モデル
ボディサイズ:全長1550×全幅590×ハンドル高さ1160mm
車両重量:28.6kg
耐荷重:120kg
最高速度:20km/h(1モードのみ)
バッテリー:48V 1万4000mAh
定格出力:350W
航続距離:70km