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Lifestyle

最終更新日:2025.02.28 公開日:2025.03.04

クルマでせんとりっぷ♨〜栃木 湯めぐり編〜

銭湯の魅力は、あたたかい人や空気に包まれて、仲良くみんなで湯に浸かる日本のお風呂文化だと思います。私たちは、この素敵な銭湯文化をもっとみんなで楽しみたい! という思いで活動している、6名のメンバーで活動しているSENTO FOREVER(通称:フォエバ)です。今回はカエライフ編集部にお声がけいただき、なっちゃん、さおりさん、さっくーの3名で栃木県に行ってきました! 普段はなかなか行けない地方のお風呂屋さん。クルマがあるからこそ行ける栃木ならではの魅力にあふれた「せんとりっぷ」になりました♨

文 =SENTO FOREVER

写真=カエライフ編集部

編集=SENTO FOREVER、カエライフ編集部

取材協力=玉川の湯(金魚湯)、幸の湯、天然温泉 小山 思川温泉

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記事提供元/カエライフ

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・せんとりっぷとは?
銭湯を目的とした旅のこと。旅のメインであるお風呂、温泉、サウナを巡りつつ、道中の観光やご飯も満喫します。

SENTO FOREVER(せんとう ふぉーえばー)
「銭湯文化を永遠に!」をビジョンに掲げ、デザインで沸かすプロジェクトチーム。銭湯やサウナをテーマにしたイベントの企画・運営、クリエイターのキュレーション、空間プロデュース、グッズのデザインなどを通して、銭湯に行くきっかけを作り出している。2019年〜「湯沸かし市」、2020年〜「POP UP SENTO パルコ湯」、2023年〜「SUPER SENTO パルコ湯」などを主催。
X(旧Twitter)@sentoforever
Instagram @sentoforever

私の銭湯グッズ紹介

編集部:色々な銭湯・サウナグッズを集めたマーケットイベントなどを行っているSENTO FOREVERさんですが、皆さんは銭湯に行くときに、どんなお風呂グッズを持って行きますか?

さおりさん:最近はおしゃれで便利なグッズがたくさんありますよ~! わたしたちの、銭湯に行くときの持ち物を紹介します!

なっちゃんのお風呂セット

なっちゃん:わたしは持ち運びに便利な、トラベルサイズのスキンケアやソープ、ヘアオイルを使っています!

  • サウナイキタイ×OVERRIDEのサウナハット
    速乾性と耐熱性に優れたお気に入りのサウナハット。髪や頭をばっちり熱から守ってくれます。
  • SENTO FOREVERの手ぬぐい
    「銭湯永遠手ぬぐい」。かさばらないので常にカバンに入れておきたいマストアイテム!
  • Rooms 架空サウナ キーホルダー
    Roomsのキーホルダーは飲み物につけて、自分のペットボトルがわからなくならないよう目印にします。可愛いからおすすめ。

さおりさんのお風呂セット

さおりさん:荷物が多くなってしまいがちなので、スキンケアグッズ、石鹸、シャンプー、ヘアオイルなどは、小分けにして常備しています。

  • SENTO FOREVERの湯沸かし市 コインケース
    ドリンクを買ったり、ロッカーやドライヤーを使う時など、銭湯では小銭が必要な場面が多々あります。コインケースを常備しておけば、小銭をパッと取り出せて便利です!
  • MOKUタオル
    友達から旅行のおみやげでもらったMOKUタオル。薄手で少し長めで重宝しています。

さっくーのお風呂セット

さっくー:台湾へせんとりっぷに行ったときに、現地で買ったメッシュ素材のバッグをお風呂バッグとして愛用しています。濡れたタオルや、ペットボトルもそのまま入れられるので使い勝手がよく気に入っています。

  • IIYU TEXTILEのポーチ
    小物はIIYU TEXTILEのポーチに入れています。メッシュになっていて中が見えて取り出しやすく、キラキラした織物生地の内側はしっかり防水加工されているんです。
  • IKEUCHI ORGANICのタオル
    薄いのに肌ざわりがふわふわ! かさばらずに持ち運びできます。
  • 草間彌生「LOVE FOREVER」の手ぬぐい
    京都のフォーエバー現代美術館でゲットしました。

編集部:かわいいお風呂グッズを持って銭湯にいくと気分も上がって良いですね!

本物の金魚と入浴!? 玉川の湯(金魚湯)

栃木に到着!

風情ある蔵の街並みが続く通りの、すぐ脇にある「玉川の湯(金魚湯)」さんにやってきました。

金魚が描かれている金魚湯の店先

栃木市に残る唯一の銭湯で、創業は明治22年という老舗のお風呂屋さんです。ずっしりとレトロな佇まいの建物が、その歴史を感じさせます。

なっちゃん:入口両側に大きな金魚の絵が! 宮造りの唐破風屋根もすごい!!

玄関には大きな天狗

玄関に入ると、鼻の長〜い大きな天狗のお面がお出迎え。

珍しい「冨士錠」の下足錠

さっくー:下足箱が珍しい! 「松竹錠」「さくら錠」など色々な種類の錠があるのですが、「冨士錠」は初めて見ました。

編集部:下足箱も注目ポイントなんですね。

さっくー:木の下足札は、お店の中に入る前からテンションあがります!

金魚の柄が特徴的な番台

凝った彫り装飾の豪華な番台! 改装して脱衣場とのあいだに間仕切りがあり、フロント形式になっていました。
さおりさん:よく見ると番台に金魚の柄が入ってる! 至るところに金魚の装飾がありますね。

鏡広告の並ぶ脱衣場

脱衣場には、レトロな鏡広告が何枚も!

レトロな鏡広告のお店

なっちゃん:「皆様のオアシス ニュー山脈」って店名かわいい。餃子の店まだあるのかな? 気になる〜!

壁一面に美しいモザイクタイル

浴室の壁一面には、パステルな色合いが素敵なモザイクタイル絵! 下の方には可愛らしい熱帯魚が泳いでいます🐠

お風呂の壁の中に金魚の水槽

壁の中央は水槽になっていて、なんと本物の金魚が泳いでいます!

なっちゃん:金魚と一緒にお風呂に入れるなんて! まさに金魚湯! 名前の通りですね。

この日は薬湯と生姜の変わり湯で、しっかり温まりました。

お湯を薪で沸かしています

入浴後には、特別に釜場を覗かせていただきました。昔ながらの薪沸かしです。薪で沸かしたお湯は、お湯の優しさが違う気がします。

ボイラーには栃木県の住所が

ボイラーは銭湯の肝となる重要な設備。

ボイラーを作っている数少ない専門業者さんが同じ栃木県内にあるそうで、何かあるとすぐにメンテナンスに来てくれるそうです。

銭湯にスケートボードパーク!?

何やら金魚湯にはスケボーパークが併設されているとのことで、お風呂の建物の裏側へ。

なっちゃん:スケボーパーク? どういうこと? なんで銭湯に??

2階にスケボーパークの入口

裏に見えてきた建物の階段をあがると、SKATE BOARDの看板が!

中を覗くと…

舞台のある宴会場を改装して作ったスケボーパーク

広々とした空間に、スケボーパークが! よく見ると、襖にミラーボール、金魚の幕がついた舞台。元は宴会場だったようです。

お座敷の壁面に富士のモザイクタイル絵

奥にはお座敷が残っていました。ミュージックビデオの撮影に使われたこともあるそうです。

さおりさん:こんなところにもモザイクタイル絵! 素敵すぎる空間!

スケボーパークを作った、金魚湯の内木さん

金魚湯の従業員、内木さんに滑っていただきました!

一同「すごい!! かっこいい・・・!!!」

元々スケボーが趣味だった内木さんが、金魚湯で働き始めたことをきっかけにこのスケボーパークを作ったそうです。

スケボーを滑った後に、ひとっ風呂浴びて帰るという方も多く、若い方と銭湯の良い交流になっているのだとか。

支えてもらいながら、乗り方を教わります

レンタル用のボードで、私たちもスケボーに挑戦させていただきました!

バランスを取るのに苦戦するなっちゃん

さおりさん:まず、ボードに乗るのが難しい・・・。

筋の良いさおりさん、佇まいがまるでスケーター

さっくー:さおりさん、上手ですね! 今日のファッションもスケーターみたいです。

銭湯とスケボー。こんな斬新な組み合わせを体験できるのは、日本中できっとここだけではないでしょうか!

楽しみどころ満載の金魚湯さん、ありがとうございました!

玉川の湯(金魚湯)
住所:栃木県栃木市室町3−14
定休日:水曜日
駐車場あり
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