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ライフスタイル最終更新日:2016.10.12 公開日:2016.10.12

第6回 運転による負担大の腰まわり。解消法は?

同じ姿勢を取り続ける車の運転は、常に骨盤が後傾している状態です。さらにAT車は右足でペダル操作をし続けるので、片側ばかりに負荷がかかるので腰への負担も大きくなります。そこで今回は、ドライブの休憩時に手軽にできる、腰まわりの緊張をほぐして腰痛を和らげるエクササイズをご紹介しましょう。

エクササイズ1
背骨のきわをプッシュ

まず、腰まわりの背骨のきわの緊張をほぐします。骨盤の中心、お尻の真ん中あたりに仙骨があります。仙骨の上から腰のまわりを、ていねいに指で押していきましょう。

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→次ページ:内腹斜筋をストレッチ

エクササイズ2
内腹斜筋をストレッチ

お腹の筋肉の中でも、骨盤からろっ骨に向かって斜めに走る「内腹斜筋」のストレッチをします。この筋肉が固まっていると、骨盤まわりの動きが悪くなり、腰痛の要因になります。では、さっそくほぐします。坐骨(太ももの付け根にある骨)で座るようにして、上体を右にねじり、両手をシートに着きます。あごを引いて、シートに着いた両手の方向に上体を倒します。この状態で、3~5呼吸の間キープ。これを、左右両方行いましょう。

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→次ページ:上体を後ろに倒してストレッチ

エクササイズ3
上体を後ろに倒してストレッチ

次はお腹まわりの筋肉の中でも、脇腹の最も外にある「外腹斜筋」をほぐします。この筋肉も、固まっていると腰痛の原因になる筋肉です。右手を左の太ももの外側に着いて、左手で天井を触り、あごを少し上げるようにして、上体を後ろに倒します。これで、左側の外腹斜筋を伸ばします。これも3~5呼吸分キープ。右も同様に伸ばします。

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→次ページ:前方に上体を倒して伸ばす

エクササイズ4
前方に上体を倒して伸ばす

腰椎の両側にある「腰方形筋」という筋肉をほぐします。しっかりとシートに座り、足を肩幅に開いて、頭→首→胸→お腹の順に上体を前に倒し、床に両手を着きます。この体勢で1分間キープ。
次に、上体を起こしていったん足を閉じ、先ほどと同じ要領で、上体を右にねじりながら倒し、右足の外側の床に両手を着きます。このまま1分間キープ。
どちらも左側も同様に行います。

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→次ページ:仕上げは、背中全体をシートに押し付け

エクササイズ5
仕上げは、背中全体をシートに押し付け

仕上げは、背中全体をシートに約5秒間押し付けてから、ゆっくりと脱力。腰まわりの緊張がほぐれ、上半身も活性化されるので、運転に戻りやすくなります。
一連のエクササイズは、ドライバーだけでなく、同乗者もいっしょに行って、腰まわりのだるさを解消しましょう!

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指導:大久保圭祐(おおくぼ けいすけ)

パーソナルトレーナー・ロルファー™。
中央大学卒業。同大学キックボクシング部に在籍し、主将として活躍。在学中、プロライセンスを取得し本場タイのムエタイジムに留学。卒業後は様々なフィットネスクラブの専属パーソナルトレーナーを経験し、フリーランスとして独立。ボディワークの”Rolfing®”に興味を持ち、渡米してRolf Institute®を卒業。筋膜メソッド+パーソナル技法で女性の身体を美しく整えるケイスケ式メソッドを綴った初の著書『筋膜ボディセラピー』(三栄書房)好評発売中。
大久保圭祐先生のWEBサイトhttp://www.keisuke-o.net/

撮影=小林悠佑 企画・編集=鈴木珠美(オフィスタマ)

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