ポルシェ“992.2型”911カレラS受注開始! 3.0Lツインターボは480psにパワーアップ【新車ニュース】
ポルシェジャパンはこのほど、改良を受けたポルシェ911カレラS/911カレラSカブリオレの予約受注を開始した。税込車両価格はクーペが2203万円、カブリオレが2457万円。
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新型カレラSの0-100km/h加速は3.3秒
現行992型の911が改良を受け、いわゆる“992.2型”となって登場。今回発表の911カレラSは、エントリーモデルのカレラと上級版に位置づけられるカレラGTSの間を埋めるモデルだ。
このたびの改良では3.0リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンが、従来から30ps上乗せとなる480psに高められた(530Nmの最大トルクは従来から変更なし)。デュアルクラッチATの8速PDKを組み合わせ、後輪を駆動するそのパフォーマンスは、クーペで3.3秒の0-100km/h加速タイム、308km/hの最高速を主張する。
新しいブレーキシステムはドライビングダイナミクスの面で大幅にアップグレード。カレラGTSと同様に標準装備されるレッドのブレーキキャリパー、そしてフロント408mm、リヤ380mmのディスクが卓越した制動性能を保証する。
PCCBやPASMをオプション設定
さらにパフォーマンスを向上させるオプションも用意。要望に応じてサーキットで実証済みのPCCB(ポルシェ セラミック コンポジット ブレーキ)システムと、10mm低い車高と後輪操舵システムのリヤホイールステアリングを組み合わせた電子制御のPASM(ポルシェ アクティブ サスペンション マネジメント)スポーツサスペンションを設定。
PASMの油圧ダンパーは先代モデルよりも最適化されて精度と応答性が増し、ドライバビリティがさらに向上している。リヤアクスルステアリングと組み合わせたステアリングはよりダイレクトになり、フロントアクスルの運動特性も調整された。これによってさらに俊敏でダイレクトなハンドリングが実現。高速走行時の安定性も大幅に向上している。
マトリックスLEDライトなど装備はさらに充実
カレラSには、全モデルシリーズのアップグレードされた標準装備が採用されており、マトリックスLEDヘッドライトやワイヤレススマートフォンチャージャーなどが含まれている。さらに、スタッガードタイヤを装着したフロント20、リヤ21インチのカレラSホイール、シルバーのテールパイプを備えたスポーツエグゾーストシステム、そしてカレラには設定のないPTV+(ポルシェトルクベクトリングプラス)も標準装備に挙げられる。
オプションとして、フロントアクスルのリフトシステム、革新的なHDマトリックスLEDヘッドライト、サーキット走行に最適なポルシェトラックプレシジョンアプリを含むスポーツクロノパッケージなどが設定された。
911のインテリアはよりエレガントに
インテリアはブラックのレザーパッケージを標準装備。クーペのシート、ヘッドレスト、ダッシュボード、ドアパネル、そしてオプションのリヤシートシステムは、スムースレザートリムで仕上げられ、さらにエレガントな雰囲気に。他のカレラモデルと同様に、標準の2シーターレイアウトの代わりに可倒式リヤシートを追加料金なしで利用することも可能だ。カブリオレの場合、リヤシートシステムは標準装備となる。
またインテリアの広い範囲をカバーするレザーを、グローブボックスリッドやサイドパネル、シートベースなどさらに広範囲に使用するオプションも用意。要望に応じてクレヨンのコントラストステッチが追加できる。
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