新名神高速道路「大津~城陽間」の開通が4年以上遅れる見込み。2030年以降が濃厚か。【道路のニュース】
NEXCO西日本は2024年12月24日、新名神高速道路の大津JCT(仮)~城陽JCT・ICの開通が少なくとも4年後の2028年度になる見込みであることを明らかにした。工事の進捗次第では、さらに1~2年かかる可能性もあるとしている。京都と滋賀を結ぶこの区間の開通は2030年以降が濃厚そうだ。
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新名神高速の“歯抜け”大津~城陽間はいつ開通する?
起点の三重県四日市市から終点の兵庫県神戸市までを結ぶ「新名神高速道路」。そのうち、滋賀県から京都府までの間にふたつの未開通区間がある。
未開通区間のひとつ「八幡京田辺JCT・IC~高槻JCT・IC(延長10.7km)」は2027年度の開通を予定している。現時点では、工事の遅れの情報もなく、予定どおりの開通を見込んでいる。
一方、もうひとつの「大津JCT(仮)~城陽JCT・IC(延長25.1km)」は滋賀県と京都府にまたがる未開通区間だ。滋賀県域では急峻な地形の山間部に大規模な橋梁やトンネルを建設している。京都府域もふたつのインターチェンジに加え、国道や鉄道との交差部の橋梁建設を進めている。
長らく開通の目途が立たずにいた同区間だったが、NEXCO西日本は2024年12月24日に実施した連絡調整会議(第3回) において、開通予定は少なくとも4年後で、工事の進捗次第では、さらに1~2年を要すると発表した。京都と滋賀を結ぶこの区間の開通は2030年以降が濃厚そうだ。
新名神高速が全線開通すれば、名古屋と神戸の所要時間が大幅に短縮され、名神高速道路の渋滞緩和や災害時の代替路としての役割も担うことになる。未開通区間2つの早期開通に期待したい。
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