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最終更新日:2024.12.04 公開日:2024.12.04

阪神高速 松原線、12月7日早朝に通行再開! 喜連瓜破~三宅JCT間の架け替え工事が3カ月前倒しで完了【道路のニュース】

阪神高速道路は、橋梁の架け替えのため全面通行止めとなっていた14号松原線 喜連瓜破~三宅JCT間を、2024年12月7日の午前5時に再開すると発表した。当初の予定より3カ月も前倒しとなった。

文=KURU KURA編集部

資料=阪神高速

阪神高速 14号松原線、前倒しで通行再開決定!

喜連瓜破~三宅JCTの間の橋梁架け替え工事は、新工法を用いて架設を短期間で実施した。

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コンクリート橋梁の架け替えのため、2022年6月1日から全面通行止めとなっていた阪神高速 14号松原線 喜連瓜破(きれうりわり)~三宅JCTの区間。国道479号の長居公園通をまたぐこの橋梁は、老朽化のため橋桁の中央付近が大きく沈下していた。

実は以前にも、ケーブルで引き揚げて橋桁を持ち上げる「応急処置」が施されていたのだが、根本的な解決には至っておらず、阪神高速は今回、点検や保修を続けるのではなく橋梁そのものを架け替えることを決定。工事実施に至った。

これまで使用していた元の橋梁は「ヒンジ型式」という継ぎ目のある構造だったのに対し、新たな橋梁は継ぎ目のない「連続橋」を採用する。耐久性にも優れており、架け替え後は橋桁の沈下に対する不安も解消されるという。

2022年6月1日~2025年3月の約3年間の通行止めを見込んでいた。

今回の架替え工事は、最新工法を採用したことでも話題となった。橋梁の真下は交通量の多い「瓜破交差点」とあって、橋梁の撤去期間中は一般道の交通を確保しなければならない。そのため、元の橋梁に設置した仮設桁(レール)に移動作業車を走らせ、端から順に橋梁を撤去。夜間に新たな橋脚と橋桁を架設する難工事に挑んだ。

新工法での工事は順調で予定を前倒しての開通を実現した。

この工事は順調で、規制が必要な架設期間を最小限にとどめることに成功。当初、通行再開を予定していた2025年3月末から2024年12月7日へとおよそ3カ月もの前倒しとなった。通行止め期間中は、近隣の一般道や13号東大阪線、6号大和川線などで渋滞もたびたび発生しており、それだけに、早期の通行再開は阪神高速の利用者や周辺の住民にとって朗報となったに違いない。

阪神高速は、引き続き老朽化対策や交通インフラの強化に取り組む姿勢を示しており、今後も最新の技術を採り入れながら大阪市域の自動車交通を支援するとしている。

INFORMATION
通行再開日時:2024年12月7日(土) 午前5時
区間:阪神高速14号松原線 三宅JCT~喜連瓜破間(上下線 約2.5km)
工事内容:橋梁の架け替え(鋼製連続桁)

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