自動車業界の就業者の半数以上が給料に不満の事実。 給料が上がらないことも理由か。
株式会社レソリューションは、自動車業界(ディーラー、専業の民間企業、用品店、ガソリンスタンド、中古車販売店、その他)の1006人に調査を実施した結果、半数以上が「給料が低い」と不満を持っていることがわかった。自動車業界の就業者は、業務の内容や、給料、年収について、どのようにとらえているのだろうか?
半数以上が「給料が低い」と不満を持つ
株式会社レソリューションは、自動車業界の就業者1006人に「自動車業界の悩み」に関する調査を実施した。
同社によると、調査実施期間は2024年6月18日(火)~2024年6月20日(木)。調査対象者は回答時にディーラー、専業(民間企業)、用品店、ガソリンスタンド、中古車販売店、その他の自動車業界に勤めていると回答したモニターだという。
その結果、自動車業界の就業者の半数以上が、自身の年収に不満を持っていることがわかった。具体的にどのような不満を抱いているのか、続けて調査の結果をみていこう。
自動車業界の就業者に「現在、勤務先に不安や不満はありますか?」と質問したところ、7割以上が「ある(75.0%)」と答えた。その中で「主な理由は何ですか?」との質問には「給料が低い(50.5%)」が最も多く、次いで「休みが取れない(36.2%)」「給料に対して業務内容が見合っていない(31.6%)」という回答が続いた。自動車業界の就業者の半数以上が給料の低さに不満を持っているようだ。
では、実際どのくらいの年収なのだろうか。
Q.現在の年収を教えてください
A.(n=1006人)
250万円未満(5.9%)
250万円~300万円未満(14.6%)
300万円~350万円未満(18.0%)
350万円~400万円未満(15.7%)
400万円~500万円未満(16.5%)
500万円以上(29.3%)
回答をみてみると最も多かったのは年収500万円以上。しかし、250万円未満~500万円未満を合わせると70.7%と大部分を占めてもいる。とはいえ、国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、日本全国の給与所得者の平均年収は458万円。そう考えると、自動車業界全体を見ると、特別、低いとはいえないだろう。
一方「直近1年で給料は上がりましたか?」との質問には「はい(50.1%)」「いいえ(49.9%)」と、半数近くが直近1年で給料が上がった一方で、同程度の割合で上がっておらず、不満につながっているのかもしれない。
【調査概要】
「自動車業界の悩み」に関する調査
調査期間:2024年6月18日(火)~2024年6月20日(木)
調査対象:調査回答時にディーラー、専業(民間企業)、用品店、ガソリンスタンド、中古車販売店、その他の自動車業界に勤めていると回答したモニター
調査方法:リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
調査人数:1006人
調査元:株式会社レソリューション(https://www.resolution.co.jp/)