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最終更新日:2024.06.27 公開日:2024.06.27

LUUP、座席カゴ付きの特定小型原付「電動シートボード」を発表! 新車両は歩道を走れる?

Luupは6月25日、シェアリングサービスの新車両として座席・カゴ付きの特定小型原動機付自転車「電動シートボード」を発表した。同車両は現在開発中で、今冬以降の提供開始を目指す。最高速度は切り替え式で、車道モード20km/h、歩道モード6km/hがあり、特定の標識があれば歩道走行も可能だ。

文=KURUKURA編集部

画像=株式会社Luup

LUUPに座席カゴ付きの「電動シートボード」が登場!

Luupが発表した「電動シートボード」

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Luupは、電動アシスト自転車、電動キックボードに続く新たな車両として、座席・カゴ付きの特定小型原動機付自転車「電動シートボード」を発表。今冬以降に提供を開始する予定だ。

電動シートボードは、座席とカゴ付きのため、長時間の移動が必要な人、大きな荷物を持っている人、足腰に不安があって自転車を漕げない人など、これまでの電動キックボードや電動アシスト自転車では対応できなかったユーザーも利用しやすい車両。また、違法走行などの社会問題に対応するため、自転車と誤認されないデザインを採用している。

なお、座席とカゴ付きの特定小型原付をシェアリングサービスとして提供されるのは日本初(Luup調べ)。現在、同車両は開発中であり、正式導入時には仕様が変更される可能性がある。

電動シートボードの特徴

【電動シートボードの特徴】
①特定小型原動機付自転車に位置付けられ完全電動
 最高速度20km/h(車道モード)、6km/h(歩道モード)の切り替え可能
 16歳以上であれば運転免許不要で乗車可能
②カゴ付きで荷物の積載が可能
③座席付きで疲れず長距離の移動が可能
④小型で既存のLuupポートに置くことが可能
⑤自転車と誤認されないようにするためのデザインを採用
 (座席に座った際に、両脚が車両を跨がない設計)

LUUP「電動シートボード」は歩道を走れる?

電動シートボードの走行イメージ

電動シートボードは、特定小型原付に位置づけられる車両。特定小型原付とは、以下の道路交通法施行規則で定める基準を全て満たすものをいう。

【特定小型原動機付自転車の基準】
・車体の大きさは、長さ190cm以下、幅60cm以下であること
・原動機として、定格出力0.60kW以下の電動機を用いること
・20km/hを超える速度を出すことができないこと
・走行中に最高速度の設定を変更することができないこと
・オートマチック・トランスミッション(AT)機構がとられていること
・最高速度表示灯が備えられていること

さらに、特定小型原付のうち、下記の基準を満たすものを特例特定小型原動機付自転車といい。特定の標識がある場合、歩道を走行することが可能となる。

【特例特定小型原動機付自転車の基準】
・6km/hを超える速度を出すことができないこと
・最高速度表示灯を点滅させること

電動シートボードは、最高速度を車道モード20km/h、歩道モード6km/hで切り替えられ、最高速度表示灯も備えているため、特例特定小型原付として使用できる。つまり、条件が揃えば歩道も走行することができる。ただし、歩道走行の際は、歩行者優先だ。

Luupによると同車両は、2024年冬以降、順次シェアリングサービス内での提供を開始する予定。既存の電動アシスト自転車や電動キックボードと同様に、LUUPアプリから利用可能となる。

SPECIFICATIONS
Luup 電動シートボード
車両区分:特定小型原動機付自転車
寸法:長さ118.0cm × 幅58.4cm × 高さ101.0cm〈カゴのサイズ:約23.6L (32.3cm×29.0cm×25.2cm)〉
重量:約29kg
耐荷重:100kg
最高速度:車道モード20km/h、歩道モード6km/h

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