都心で突然の交通規制に巻き込まれたら……。信号機と警察官、どっちの指示に従えばいい?
あれ? 赤信号のまま変わらない!? と思ったら、近くで交通規制が実施されているかもしれない。急いでいるのに通れない! もしそんな場面に遭遇したら、警察官と信号機、いったいどっちの指示を信用すればいい?
交通規制中の信号と警察官の指示はどっちに従う?
2024年5月某日。渋谷のスクランブル交差点は、交通規制で車両も歩行者も行き場を失い、一時は騒然となっていた。その日、渋谷公園通りではデモ行進が行われており、警察は一般車両や歩行者との混雑を避けるため、スクランブル交差点の信号を手動で切り替えていた。
渋谷警察署によると、このような集団行進やイベントなどに応じ、信号を手動で制御するかたちで、交通規制を実施しているという(平時は自動で制御されている)。ただし、毎回交通規制を実施しているわけではなく、参加人数など規模に応じてその都度判断しているという。
では、万が一、自分が交通規制の現場に居合わせたら、いったいどのように行動すれば良いのだろうか? まずは信号に従おう。もしその場に警察官がいて交通整理を実施していたら、「信号と警察の指示、どっちに従えばいいの?」と迷うかもしれないが、渋谷警察署では“当たり前のこと”と前置きしたうえで、警察官の指示に従うようにと説明する。
渋谷をはじめとした都内の繁華街では、周辺で集団行進やイベントがあると、交通規制のため交差点で身動きがとれなくなることもあるかもしれない。先のスクランブル交差点での交通規制時には、しびれをきらした歩行者が道路を横断するようなシーンも見られたが、ドライバーも歩行者も、まずは信号、そして警察官の指示に従って安全につとめてほしい。
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