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最終更新日:2024.04.18 公開日:2024.04.17

絶対に回避したい、GW渋滞予測ランキング TOP5!【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】

高速道路会社が警鐘を鳴らすほどの大渋滞は誰だって避けたいものだ。今回は、各高速道路会社と日本道路交通情報センターがまとめている、GW期間における最大25km以上の渋滞をランキング形式で紹介する。

文=KURU KURA編集部

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10km以上の渋滞が386回発生!? 2024年GWの渋滞傾向とは

2024年のゴールデンウィーク期間は4月27日(土)~5月6日(月)の10日間。このうち、カレンダー通りで連休となるのは4月27日(土)~29日(月)の前半3日間と、5月3日(金)~6日(月)の後半4日間だ。

例年この時期になると、NEXCO3社と本四高速、日本道路交通情報センターが、全国のGW渋滞予測を発表しているが、今回はこの情報を元に渋滞の傾向と、渋滞長25km以上の特に激しい渋滞が予測される高速道路を、ランキング形式で紹介する。

■2024年のGW渋滞の傾向
まず、GW渋滞の傾向について各社の予測は、GWの前半3日間と後半4日間では、後半の方が遥かに混雑すると予測している。これは過去の実績でも同様の傾向にあるので、混雑を避けてドライブを楽しむなら、前半3日間の方がオススメだ。

2024年GW期間における、10km以上の渋滞回数予測

次に、2023年のGWでの渋滞実績と2024年の予測を比較してみよう。昨年の全国での実績は、10km以上の渋滞回数が上下線合わせて298回で、そのうち30km以上の渋滞回数は20回だった。これが2024年の予測では、10km以上の渋滞は386回で、30km以上の渋滞は19回となる見込みだ。今年は10km以上29km未満の渋滞が全国各地で頻発する可能性が高い。

参考までに、2023-2024年の年末年始では、10km以上の渋滞は144回、そのうち30km以上の渋滞は4回。2023年の盆休みでは、10km以上の渋滞は261回、うち30km以上の渋滞は14回発生している。2024年のGWはこれらの大型連休を上回る渋滞を覚悟する必要がありそうだ。

2024年(令和6年)の渋滞回数(予測)と、2023年(令和5年)のGWの渋滞回数(実績)との比較。※10km以上の渋滞回数には、30km以上の渋滞回数も含む。GW期間はいずれも11日間分を集計

では、そろそろ2024年のGWで絶対に回避したい渋滞を確認していこう。ちなみに、2023年のGWの渋滞予測TOP5を高速道路別に並べると、以下のようになる。

5位 東北道(25km以上の渋滞が3回)
4位 名神・新名神高速(25km以上の渋滞が4回)
3位 関越道(25km以上の渋滞が5回)
2位 中央道(25km以上の渋滞が5回)
1位 東名高速(25km以上の渋滞が6回)

2023年はこのような予測が出ていたが、では2024年の渋滞予測ランキングはどうなっているのか? 詳しく解説しよう!

2024年GWの渋滞が激しい高速道路 TOP5!

高速道路の渋滞イメージ。(c)HAL – stock.adobe.com

5位 九州道(25km以上の渋滞が3回)

・4月28日(日) 8時~12時ころ
福岡IC~鳥栖JCT(下り)で
最大25kmの渋滞(所要時間 約75分)

・5月3日(金) 6時~13時ころ
若宮IC~鳥栖JCT(下り)で
最大30kmの渋滞(所要時間 約90分)

・5月5日(日) 15時~24時ころ
菊水IC~久留米IC(上り)で
最大25kmの渋滞(所要時間 約75分)

九州道では、GW後半が始まる5月3日の午前中に若宮IC~鳥栖JCT(下り)で最大30km以上の渋滞が発生する見込みだ。この区間での大渋滞を避けるには、6時前か13時以降に利用することをオススメする。

九州道の特に長い渋滞と、その回避例

4位 東名高速(25km以上の渋滞が4回)

・5月3日(金) 前日20時~翌17時ころ
東京IC~秦野中井IC(下り)で
最大45kmの渋滞(所要時間 約110分)※下り最大規模

・5月3日(金) 8時~14時ころ
日進JCT~音羽蒲郡IC(上り)で
最大30kmの渋滞(所要時間 約75分)

・5月4日(土) 14時~翌1時ころ
大井松田IC~横浜町田IC(上り)で
最大25kmの渋滞(所要時間 約60分)

・5月5日(日) 12時~翌1時ころ
大井松田IC~横浜町田IC(上り)で
最大30kmの渋滞(所要時間 約75分)

2023年のGW渋滞予測で1位だった東名高速が今年は4位となった。GW後半初日の5月3日では、前日の20時ころから渋滞が増え始め、翌日の17時ころまで、秦野中井IC付近で最大45km以上の渋滞が発生する見込みだ。東名高速ではGW前半は25km以上の渋滞が発生しない予測なので、外出するなら4月29日~31日で計画した方がスムーズに移動できそうだ。

秦野中井付近の有名な渋滞ポイント。(c)show999 – stock.adobe.com

2位(同率) 東北道(25km以上の渋滞が5回)

・4月29日(月) 14時~20時ころ
栃木IC~羽生IC(上り)で
最大25kmの渋滞(所要時間 約50分)

・5月3日(金) 5時~15時ころ
川口JCT~館林IC(下り)で
最大40kmの渋滞(所要時間 約80分)

・5月3日(金) 8時~17時ころ
宇都宮IC~西那須野塩原IC(下り)で
最大25kmの渋滞(所要時間 約60分)

・5月4日(土) 6時~13時ころ
浦和IC~館林IC(下り)で
最大35kmの渋滞(所要時間 約70分)

・5月5日(日) 14時~23時ころ
栃木IC~加須IC(上り)で
最大30kmの渋滞(所要時間 約60分)

2023年のGW渋滞予測で5位だった東北道が、今回は2位となった。特に激しい渋滞は5月3日(金)の羽生PA付近(下り)で、最大40km以上の渋滞が見込まれている。川口JCT~館林ICを走行する場合、5時より前、または15時以降に利用すれば、通過時間は20分(混雑時の4分の1)で済むという。

東北道の特に長い渋滞と、その回避例

2位(同率) 関越道(25km以上の渋滞が5回)

・4月29日(月) 15時~22時ころ
本庄児玉IC~鶴ヶ島IC(上り)で
最大25kmの渋滞(所要時間 約50分)

・5月3日(金) 5時~15時ころ
大泉JCT~東松山IC(下り)で
最大30kmの渋滞(所要時間 約60分)

・5月3日(金) 5時~14時ころ
嵐山小川IC~藤岡JCT(下り)で
最大30kmの渋滞(所要時間 約60分)

・5月4日(土) 15時~23時ころ
本庄児玉IC~鶴ヶ島IC(上り)で
最大35kmの渋滞(所要時間 約70分)

・5月5日(日) 13時~翌1時ころ
藤岡JCT~鶴ヶ島IC(上り)で
最大40kmの渋滞(所要時間 約80分)※上り最大規模

25km以上の渋滞発生回数、渋滞長、通過所要時間の項目でほぼ東北道と同じだった関越道が2位となった。上下線ともにほとんどの渋滞が高坂SA付近で発生。特に激しく混雑するのは5月5日(日)の13時過ぎから深夜1時にかけての時間帯だ。翌日の5月6日(月)は振替休日のため、のんびりと深夜に移動するのも良い選択だろう。

関越道の特に長い渋滞と、その回避例

1位 中央道(25km以上の渋滞が6回)

・4月29日(月) 11時~23時ころ
大月IC~八王子JCT(上り)で
最大30kmの渋滞(所要時間 約120分)

・5月2日(木) 19時~翌3時ころ
稲城IC~相模湖IC(下り)で
最大30kmの渋滞(所要時間 約90分)

・5月3日(金) 4時~17時ころ
高井戸IC~相模湖IC(下り)で
最大45kmの渋滞(所要時間 約135分)※下り最大規模

・5月4日(土) 5時~14時ころ
高井戸IC~相模湖IC(下り)で
最大45kmの渋滞(所要時間 約135分)※下り最大規模

・5月4日(土) 13時~翌2時ころ
大月IC~八王子JCT(上り)で
最大25kmの渋滞(所要時間 約100分)

・5月5日(日) 9時~翌2時ころ
大月IC~八王子JCT(上り)で
最大30kmの渋滞(所要時間 約120分)

2023年のGW渋滞予測で2位だった中央道が、今回は1位となった。25km以上の渋滞6回のうち5回がGW後半に集中。特に、5月3~4日の相模湖IC付近(下り)で早朝から夕方にかけて発生する渋滞は、45km以上で全国でも最大規模の渋滞だ。しかも、通過所要時間も約135分と非常に長い。ここは無理をせず、渋滞が集中する前後の時間帯での移動を検討したい。

中央道の特に長い渋滞と、その回避例

※ランキング順位はNEXCO3社、JB本四高速、日本道路交通情報センターが発表した【2024年 ゴールデンウィーク期間の高速道路における主な渋滞発生予測】に記載されている、渋滞長25km以上の渋滞発生回数や、最大渋滞長、通過所要時間の多寡を基準に編集部が判断しております。

今回のランキングの参考資料元となった、「2024年ゴールデンウィーク期間の高速道路における主な渋滞発生予測(最大渋滞長25km以上)」

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