なぜいまジープ乗りの間で「アヒル」が大流行に!? ラングラーの特別仕様車まで登場した「ジープ・ダック」って何だ?
なぜジープの上にアヒルが? いまオーナーたちで流行中の「Jeep Duck(ジープ ダック)」をモチーフにしたラングラーの特別仕様車が登場。ところでジープ ダックっていったい何?
「ジープ・ダック」遊びはカナダから広まった?
ステランティス・ジャパンは、ジープの主力モデル「ラングラー」の特別仕様車「Jeep Wrangler Unlimited Freedom EditionⅡ」を、3月2日より発売する。当モデルは昨今、ジープのオーナー同士でムーブメントとなっている「Jeep Duck」を絡めた仕様となっているようだが、そもそもジープ・ダックとはどういったものなのだろうか?
人と人のつながりが希薄になったコロナ禍に、ジープオーナー同士が、ジープを見つけたらメッセージを添えたアヒル(主にお風呂で浮かぶゴム製のアヒル)をジープの車上に置く、という遊びがカナダから広まったという。アヒルを置かれたオーナーは、「I’ve been ducked !(duckされた!)」と言って、自分のクルマにアヒルを置かれたことを喜ぶ。“duck”はかわいい、愛しいといった意味があり、ジープオーナー同士はこのように小さな幸せを見つけては共有し合い、SNSでも発信していたそうだ。
この“Ducking”ムーブメントがやがて全米にも拡がると、メーカーも公式でこの流行を公認し、モーターショーなどのイベントでも黄色のアヒルを展示品や配布物として採用するようになった。
799万円の特別仕様車も日本で発売!
そして2024年2月22日、ジープはこのアヒルのデカールや刺繡をフロアマットに施した特別仕様車「Wrangler Unlimited Freedom EditionⅡ(ラングラー アンリミテッド フリーダム エディション ツー)」を日本でも発売することを発表した。
ベースとなったのは、ラングラーのスタンダートモデルUnlimited Sahara 2.0L(アンリミテッド サハラ)で、エンジンは直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載。8速ATと組み合わせて悪路でもハイパフォーマンスを発揮する本格オフロードカーに仕上がっている。ボディカラーはブラック、ブライトホワイト、サージグリーンの3色が用意され、3月2日から全国のジープ正規ディーラーにて税込み価格799万円で発売する。
ジープ正規ディーラーでジープ・ダックがもらえる!
特別仕様車の販売以外にも、ジープ・ジャパンはこのジープ・ダック遊びを日本でも楽しんでもらうために、ジープ・ダックをプレゼントするキャンペーンまで用意している。
入手方法は簡単で、ジープ正規ディーラーまで足を運び、専用アンケートに回答するだけでOK。これで5色用意された公式ダックの中からランダムでひとつを受け取ることができる。アヒルのサイズは約5cmほどで、メッセージカードも付属。このキャンペーンは「Jeep Duck Weekends」という名称で、キャンペーンは3月2日~10日までの期間で実施される。
ジープオーナーも、そうじゃない人も、ジープ乗りと交流を深めるために入手してみてはいかがだろうか?
SPECIFICATION
ジープ ラングラー アンリミテッド フリーダム エディションⅡ
Wrangler Unlimited Freedom EditionⅡ
ボディサイズ:全長4870×全幅1895×全高1845mm
エンジン:直列4気筒 DOHC ターボ
総排気量:1995cc
最高出力:200kW(272ps)/5250rpm
乗車定員:5名
駆動方式:4WD
トランスミッション:8速AT
ステアリング位置:右
燃料/タンク容量:レギュラー/81L
車両価格:799万円(税込)