最大航続距離は1200km! トヨタ、新型クラウンスポーツにPHEVの「スポーツRS」を追加。
トヨタは12月19日、これまでHEV(ハイブリッド)の「スポーツZ」のみだったクラウンスポーツに、PHEVの「スポーツRS」を追加・発売すると発表した。
大迫力のシステム最高出力306PS!
トヨタは、新型クラウン(スポーツ)のPHEV車を12月19日から発売開始した。このスポーツRSが搭載するパワートレーンは、システム最高出力225kW(306PS)を発生する2.5Lエンジンとモーターを組み合わせたリダクション機構付きのプラグインハイブリッドシステムで、車体中央の床下に配置した51Ahのリチウムイオン電池によって満充電状態で90kmのEV走行距離を確保し、ハイブリッド燃費はリッター20.3km(WLTCモード)を達成。55Lのガソリンタンク容量によって、航続距離は1200km以上を実現するという。
HEVモデルよりも強力になったパワーはE-Four(電気式4WDシステム)によって四輪に分配され、卓越した走行安定性を見せるとともに、コーナリング中、降雪時、雨天時の安心感を向上させた。このため、スポーツZグレードをベースにフロアトンネルにブレースを追加し、さらに前後ショックアブソーバーの摩擦特性と減衰力特性を最適化するとともに、ショックアブソーバーの減衰力を4輪独立で制御するAVSを採用。しなやかな動きと接地感のあるフラットな乗り心地を両立している。
また、前輪は専用の20インチ対向6ピストンアルミキャリパーを採用したベンチレーテッドディスクブレーキによって制動力を強化。フロント、リアともにキャリパーを赤色塗装してスポーツイメージをアップしている。
他にも、エクステリアは21インチ大径広幅タイヤと、マットブラック塗装したトリプルスポークと細いレイヤースポークのアルミホイールで“武装”。インテリアはブラック&センシュアルレッドを運転席と助手席でアシンメトリーに配したカラーとし、赤いステッチを施したスポーツシートや前後とも赤色のシートベルトを採用するなどPHEV専用装備を施した。月販基準台数は300台で、メーカー希望小売価格は765万円となっている。
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