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最終更新日:2023.10.23 公開日:2023.10.23

ホンダ、日本で自動運転タクシーサービスを2026年初頭にスタート! クルーズ、GMとの3社共同で。

ついに日本でも自動運転タクシーサービスが開始されるようだ。サービスを提供するのはホンダ、クルーズ、GMの3社による合弁会社。都内を中心に2026年はじめのスタートを予定している。 なおクルーズ・オリジンは、東京ビッグサイトで開催される「ジャパンモビリティショー2023」(一般公開日:10月28日~11月5日)のホンダブースに展示される予定だ。

文=原アキラ

写真=ホンダ

東京都心部で2026年初頭にサービス開始

クルーズ、GM、Hondaで共同開発した自動運転専用車両「クルーズ・オリジン(日本仕様)」

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ホンダ、クルーズ、GMの3社は10月19日、2026年初頭に日本での自動運転タクシーサービスを開始するため、サービス提供を行う合弁会社設立に向けた基本合意書を締結したと発表した。関係当局の承認後、2024年前半に設立する予定だ。

今回発表された自動運転タクシーサービスで使用される車両は、ホンダ、クルーズ、GMが共同開発した自動運転専用車両「クルーズ・オリジン」で、指定場所に迎えにくるところから目的地に到着するまでの全てが自動運転で行われ、配車から決済まで全てスマートフォンアプリで完結するタクシー配車サービスとなる。

クルーズ・オリジンは運転席のない自動運転車両で、対面で6人が乗れる広い室内空間と自家用車のようなプライベート空間を実現している。ビジネスパーソンの移動時間の有効活用や、家族や友人たちともっと楽に安心して楽しみながら移動できるという、新たな移動体験を提供する車両だ。

2024年問題の解決策のひとつとして

自動運転車両のクルーズ・オリジンに運転席はもちろんない。対面6人乗りによる広い車内空間と自家用車のようなプライベート空間を実現した、とホンダは説明する。

サービスは2026年初頭、自動運転車両には最も厳しい環境であるとされる東京都心で開始する予定で、台数は数十台からスタートして500台規模まで増やす計画だ。その後さらに台数を増加させ、提供エリアの拡大を目指すという。

3社は自動運転タクシーサービスによる新しい価値を提供するとともに、タクシーやバスの乗員不足という社会課題の解決に貢献していきたいとし、サービスの実現に向けて自治体や交通事業者らさまざまなステークホルダーとの連携を強化したいという考えだ。

ホンダの三部敏宏社長は、「ホンダが目指すのは『自由な移動の喜び』の創造で、今回の自動運転タクシーサービスを通じて、日本のお客様に新たな移動の価値を体験いただき、人々の移動の質を高め、移動の喜びを環境負荷ゼロで、さらにより安全に提供します。これは先進モビリティ社会の実現に向けた大きな一歩で、この新しい価値創出の実現に向け、クルーズ、GMと邁進してまいります」とコメントしている。

自動運転専用車両「クルーズ・オリジン」の利用イメージ

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