日本で最も標高の高い国道はどこ? 第1位はスカイツリー3本超え!?
日本の主要幹線道路である国道。都市部を貫通する国道もあれば、地方部の峠を越える国道もある。峠を越えるということは、当然、標高の高い路線や区間も存在する。日本で最も標高の高い国道はどこか? 国土交通省の情報をもとに第1~3位を発表する。
【第3位】国道120号 金精峠
標高の高い国道の第3位は国道120号だ。栃木県の日光市と群馬県の片品村を結ぶ金精峠は標高1843mとなっている。日本ロマンチック街道に指定されている路線とあって、紅葉シーズンの道路景観は素晴らしく、ドライバーやライダーでにぎわう。ちなみに、かっては有料道路だったので「金精道路」といわれることもある。
【第2位】国道299号 麦草峠
標高の高い国道の第2位は国道299号だ。長野県の茅野市と佐久穂町を結ぶ麦草峠。八ヶ岳を東西に横断するこの峠は標高2127mとなっている。なお、国道299号の茅野市から佐久穂町までは、通称「メルヘン街道」といわれており、信州の主要観光道路として知られている。
【第1位】国道292号 渋峠
標高の高い国道の第1位は国道229号だ。群馬県の中之条町と長野県の山ノ内町を結ぶ渋峠は標高2172mである。絶景スポットとして知られており雲海を見ることもできる。天気が良ければ富士山の姿も拝める。
この渋峠には、国道最高地点の石碑が設置されている。その石碑によると、かつては善光寺と草津を行き交う旅人でにぎわった草津街道を前身としており、国道292号に姿を変えた今も、風光明媚な山岳道路として親しまれているとのこと。
群馬と長野の県境に位置する渋峠ホテルでは日本国道最高地点到達証明書を発行している(100円/枚)。
標高の高い国道の第1位と第2位は標高2100m超、スカイツリー3本分を超える高さとなっている(スカイツリーは高さ634m)。皆さんも、標高の高い国道だからこその絶景を目指して、ドライブやツーリングに出かけてみてはいかがだろうか? なお、紹介した3か所の路線は全て冬季閉鎖となるため、ドライブに行く際は確認を忘れずに。
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