冬の高速道路は操作ミスによる事故が4倍に。早めの冬装備と慎重な運転を!
NEXCO東日本北海道支社によると、冬季の操作ミスによる事故は夏季の約4倍になるという。寒冷地を走るドライバーは早めの冬装備と、慎重な運転を心がけるようにしたい。
北海道の高速道路では雪氷対策期間が始まる
NEXCO東日本北海道支社では、ハンドル・ブレーキ操作ミスによる交通事故件数が、夏季(2022年5~10月)は128件であったのに対し、冬季(2022年11月~2023年4月)は516件と約4倍に増えていることから、降雪や積雪による交通事故の増加を指摘、注意を促している。
また同支社では、交通事故の増える冬季の高速道路では24時間体制で気象と道路の状態を把握し、昼夜を問わず、除雪などの雪氷対策を実施するとのことだ。今季も全道の管理事務所で雪氷対策出陣式を実施し、除雪車の並ぶなか関係者の無事故を祈ったところだという。
ちなみに北海道の場合、最も降雪量が多かったのは、道央自動車道・金山トンネル(豊浦IC-黒松内JCT間)であった。続いて、道央道の常磐トンネル(深川IC-旭川鷹栖IC)、道央道・三笠ICとなっている。
降雪地域では秋のうちに冬装備を!
降雪、積雪による運転の危険は、北海道に限らず降雪地帯すべてにいえることだ。
寒冷地では、10月頃から高速道路や峠道で雪が降り始めることもある。積もっていなくても、雪が路面の一部に被っていたり、凍結していたりすると滑りやすくなる。寒冷地を走行するドライバーは、冬タイヤへの早めの履き替えや、タイヤチェーンの携行などの準備が欠かせない。
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