17年越しの工事を経て宇都宮市「上戸祭立体」が開通予定。走り方動画も配信中!
栃木県宇都宮市で進められてきた、国道119号の上戸祭立体事業工事が7月16日に完成する。開通後は走行ルートが大きく変わることから、3次元VRによる走行イメージ動画をYouTubeで公開中。渋滞解消やアクセス性向上が期待されている。
17年越しの工事がついに完成。渋滞緩和に期待
国道119号は、宇都宮環状道路の北部区間を構成する道路で、東北縦貫道・宇都宮ICへのアクセス道路だ。しかし、これまで同道路では、宇都宮市上戸祭町地内の宇都宮環状道路と宇都宮北道路との交差点で慢性的な渋滞が発生していた。この問題を解消するために、栃木県宇都宮市では2005年から当該交差点を立体化する、上戸祭立体事業工事を進めてきた。そして、この度工事の完成にともない、ついに7月16日15時に上戸祭立体が開通することが発表された。
上戸祭立体の全体延長は1.2kmで、事業費は約63億円。当該立体の開通により、渋滞が緩和され、東北縦貫道・宇都宮ICへのアクセス性が向上することが期待されている。また、アクセス性の向上にともなう地域産業の活性化や広域的な地域間の交流・連携の促進効果なども見込まれているという。
開通後は走行ルートが大きく変化することから、栃木県では安全に利用できるよう、開通に先立って3次元VRによる走行イメージ動画を作成。YouTube「栃木県県土ちゃんねる」で公開している。動画では、4ルートの走行イメージが案内されており、カーブや合流地点の走行における注意点などについて確認することができる。
栃木県県土ちゃんねる「一般国道119号上戸祭立体(仮称)走行イメージ動画」
https://www.youtube.com/watch?v=YMiCZ_J9Aek