ご当地ナンバープレートの図柄が新規募集に!「ぐんまちゃん」も参入
国土交通省は4月26日、地方版の図柄入りナンバープレートの導入地域を新たに募集することを発表。今回は、都道府県全域で共通の図柄も募集される。交付開始は、既存ナンバーの地域と都道府県単位の図柄が2023年10月頃、新規の地域の図柄は2025年5月頃とのこと。
都道府県内で共通の図柄も登場予定
現在、全国58地域で導入されている地域版図柄入りナンバープレート、いわゆる「ご当地ナンバー」が、マイカーユーザーに広がりつつある。マイカーユーザーにとっては住んでいる地域への愛着などを示すことができるとともに、地域の自治体など行政側にとっても、マイカーユーザーが「走る広告塔」となってくれることで、導入地域の魅力を全国に広げられるというメリットがある。
そこで国土交通省は、ご当地ナンバープレートのさらなる活用を図る観点から、新たに導入地域を募集することを4月26日に発表した。今回からは、都道府県内で共通した図柄も追加される予定だ。
【地方版図柄入りナンバープレートの新導入地域対象】
・新たな地域名表示(ご当地ナンバー)を単位とする図柄
・既存のご当地ナンバープレートの地域名を単位とする図柄
・都道府県全域を単位とする図柄
また、ご当地ナンバーを対象とする図柄の新規追加についての条件は、単独市区町村が「登録車と軽自動車の合計が17万台以上」、複数市区町村が「登録車と軽自動車の合計が8.5万台以上」となった。国交省自動車情報課によると、地方からご当地ナンバープレート導入の希望が多い中、マイカーの保有割合において軽自動車が多いことがネックとなっていたことにも配慮したという。
交付予定は、2023年10月頃に既存ナンバープレートと都道府県単位の図柄、2025年5月頃に新規地域の図柄を予定している。都道府県の全域へ交付されるご当地ナンバーについては、すでに群馬県が県マスコットキャラクター「ぐんまちゃん」を起用してのデザイン検討を進めると発表した。全国の人気マスコットキャラクターの参入が増えれば、ご当地ナンバー界隈がますます盛り上がりそうだ。