あそび場「ASOBooN」が首都高から利用できる。ハイウェイオアシス川口が面白い!
首都高に、初のハイウェイオアシス「ハイウェイオアシス川口」がオープン。隣接する「イイナパーク川口」と一体化し、関東最大級の屋内あそび場「ASOBooN(アソブーン)」も利用できる注目スポットだ。
首都高初のハイウェイオアシス
4月25日、S1 首都高速道路川口線・川口PAが、「ハイウェイオアシス川口」としてリニューアルオープンした。同ハイウェイオアシスは、川口市が運営する公園「イイナパーク川口」と一体化しているため、首都高を降りることなく、同公園が持つ関東最大級の屋内あそび場「ASOBooN(アソブーン)」などの施設が利用できる。
現在、全国23か所に増えたハイウェイオアシスだが、SA、PAと何が違うかというと、ハイウェイオアシスは高速道路外にある公園などと連結しており、高速道路を降りることなく公園等の充実したレジャー施設が利用できる。SA、PAは目的地へ向かう途中の休憩施設だが、ハイウェイオアシスはドライブの目的地にもなる施設というわけだ。
今回オープンした「ハイウェイオアシス川口」は首都高初のハイウェイオアシスだが、今回のリニューアルにあたり、駐車場規模を従来の199台から227台に拡充、公園側に移築された売店の面積やレストランの席数もそれぞれ約2倍に拡張された。さらに、トイレも新設され2棟になった。
そして、今回の目玉ともいえる施設が「イイナパーク川口」の「ASOBooN(アソブーン)」。関東最大級の屋内あそび場と銘打たれた「ASOBooN(アソブーン)」は、大型遊具をはじめ、首都高ならではの乗り物コーナーや模型など7つのコーナーが用意されており、天候に関わらず親子で楽しむことができる。
中でも、自然の中で水や砂遊びを楽しむことができるコーナーは、川口市ゆかりの人物、伊奈氏による治水・利水事業をテーマにしたエリアなのだそう。こちらの施設は、平日10時~17時、土日・祝日10時~18時の営業で、利用料金は大人1人+子ども1人で1500円。追加料金は子ども1人につき900円、大人1人につき600円となっている。平日は時間無制限で再入場も可能なので家族連れには嬉しい。
また売店には、埼玉県をはじめ近県で収穫された野菜やお土産が並んでいる。川口市ならではのお土産としては、名産の鋳物で作られたベーゴマが異彩を放っていた。
レストランでは、ご飯を川口市産の鋳物製羽釜で炊き上げており、そのご飯を使用した12種類のおにぎりや弁当などが販売されている。地元産の鋳物は施設の展示物やオブジェにも使用され、男子トイレ内には鋳物でできた小便器がある。
広大な「イイナパーク川口(赤山歴史自然公園)」には、他にも水辺や遊具、芝生広場などが広がっている。入園は無料で、園内には遊具エリアのほかに、川口市の歴史や産業について学ぶことができる「歴史自然資料館」、川口市内の物産を中心に地域の農を紹介する「地域物産館」などがある。
24日に行われた記念式典で首都高代表取締役社長の前田信弘氏は、「首都高の利用者が地元と触れ合いながら快適に利用できる施設となったことで、これまで以上に多くの人に利用いただけることを大変楽しみにしている」と期待を語った。
1987年にオープンした川口PAは、35年目に大きくリニューアル。一日遊べるハイウェイオアシスとして、今後注目のスポットになりそうだ。