日出が一望の「吉野川サンライズ大橋」、3月21日に徳島南部道の一部として開通。ドライブ新名所に期待!
E55 徳島南部道・徳島JCT~徳島沖洲ICが3月21日に開通する。これによりE55 徳島南部道とE11・E32 徳島道が直結しより便利に。慢性的な渋滞で悩む国道11号、55号の渋滞緩和効果も期待できそうだ。また、開通区間内には国内最長級のコンクリート橋である「吉野川サンライズ大橋」が建設されており、新しいドライブコースとしても注目されそうである。
徳島南部道の有料区間が開通。沿線道路の渋滞緩和へ期待
E55 徳島南部自動車道は、徳島県の県庁所在地である徳島市と阿南市を結ぶ建設中の高速道路だ。同県内で人口の多い東部の市街を結ぶ幹線道路として期待され、現在は徳島沖洲IC~徳島津田ICが無料区間として開通している。
これに加えて、3月21日16時に、徳島JCT~徳島沖州ICが開通すると発表があった。新たに開通する4.7kmの同区間には、長さ約1700mの国内最長級のコンクリート橋である「吉野川サンライズ大橋」がある。吉野川は国内2位の川幅を持つが、その最下流、河口部分に架けられたのが同橋で、橋の東側が海で日の出が一望できるためこの名前になったという。
今回の開通により、徳島南部道とE11・E32 徳島自動車道がつながるので、関西方面、香川県方面、池田方面への高速道路とも直結することになる。
ちなみに、今回開通する徳島JCT~徳島沖州ICは有料なので注意が必要だ。徳島津田IC方面から走行してきた場合、徳島沖州ICを通過すると徳島本線料金所までUターンはできず、有料区間を走ることになる。万が一間違えた際は、絶対にUターンなどは行わず、徳島本線料金所の一般レーンの通行券発行機付近にあるインターホンで係員に申し出をするよう呼びかけている。
徳島南部道と並行している主要幹線道路の国道11号及び国道55号では、慢性的な渋滞が課題となっていた。NEXCO西日本によると、2015年3月に開通した徳島道・徳島IC~鳴門JCTにより、並行する国道11号の同区間や県道徳島引田線において混雑度が約1割減少。渋滞長に関しては、県道徳島引田線・藍住町藍住交差点で約5割もの減少効果があったという。
今回開通する区間に並行する国道11号には、特に渋滞が頻発する徳島本町交差点があるが、開通にともない渋滞緩和の効果が期待できそうだ。