東南アジアでEV充電サービスをリードする 「CHARGE+」 が、日本進出を検討。
シンガポールを中心に、EV充電サービス関連のソリューション事業を展開するCHARGE+。株式会社ブイキューブは、CHARGE+に対して現地子会社を通じて出資、東南アジアにおける事業展開の支援を行うと共に、日本国内におけるEV事業展開の検討に入った。
CHARGE+は、東南アジアのリーデイングカンパニー
CHARGE+(チャージプラス)は、シンガポールでEV充電器やソフトウェアの開発、設置、運用等のソリューション事業展開をおこなう企業。目指すところは、シンガポール及び、東南アジアにおけるエレクトリック・モビリティの普及促進だ。
高い技術とデザイン性、価格競争力に優れた安価な製品開発により、後発ながらシンガポール国内でトップレベルのシェアを獲得。製品の超薄型EV充電器は、政府公共機関や公営住宅、マンション、商業施設、交通機関への導入が進んでいる。中でもマンションにおけるシェアはシンガポール国内ナンバーワンとなった。
現在は住宅、商業ビル、工業ビルの分野でサービスを提供するシンガポール唯一の総合充電事業者として、2030年までに少なくとも1万台の充電ポイント設置というロードマップを実行している。
東南アジアから、日本進出を狙う
出資するブイキューブは、Web会議やウェビナー配信、オンラインイベント、防音個室ブース「テレキューブ」の開発運営など、多角的なビジュアルコミュニケーションサービスを提供する企業だ。今回はEV充電ソリューションプロバイダーであるCHARGE+への出資を足掛かりに、電気自動車の普及を促進すべくEV充電インフラ事業への参入を検討。将来は東南アジア、日本国内での事業展開を狙う。
なぜEV充電インフラ事業に出資を?
そもそも、ブイキューブはなぜEV充電インフラ事業に出資するのか?
コロナ禍で各段に進んだオンラインでのコミュニケーションに対し、リアルなコミュニケーションにはまだ移動時間や距離、環境問題の解決といった課題を残している。そこで、ブイキューブは自社が先行して取り組むテレキューブと、EV充電インフラ事業はビジネスモデルが類似している点に注目。両者のサービスを合わせることで、将来的に自動運転車で移動しながら車内でWeb会議に参加するなど、移動×コミュニケーションの選択肢をより豊かにできると考えた。さらに、機材の設置から運営サポート、予約や課金システムの提供など、これまで培った技術やノウハウの活用が期待できる点も大きい。
ブイキューブは、いつでも、どこでもリアルなコミュニケーションが取れるよう環境を整備することで、時間や距離の制約を克服できる社会の実現を目指すとしている。