1月31日17時から駐車場が大幅に増える。新東名・浜松SA(下)
E1A 新東名・浜松SA(下)の駐車場の増設工事が2022年1月31日に完成、同日17時頃に運用が開始される予定だ。大型駐車可能台数はプラス54台、小型車駐車可能台数はプラス72台、計126台分の大幅増設となる。合わせて、二輪車用駐車マスも9台分増設される。また、逆走防止も含めた安全性と利便性向上のため、小型車エリアの駐車方法と周回方法も変更されるので注意したい。
ダブル連結トラック優先駐車マスも増設
E1A 新東名・浜松SA(下)では、これまで大型車を中心に駐車可能台数を上回る車両の利用があり、通路に大型車が駐停車するなど混雑にともなう問題が生じていた。NEXCO中日本では、こうした問題を解消するために駐車マス増設工事を実施。その工事が1月31日に完成する。増設マスの運用開始時刻については同日17時頃を予定しているが、工事の進捗によって前後する場合があるという。
今回の工事では、これまで臨時駐車場として利用していたエリアを通常駐車場に変更するとともに、緑地帯を駐車マスに変更。大型車駐車可能台数は既存台数から約1.6倍(プラス54台)の148台、小型車駐車可能台数は約1.8倍(プラス72台)の162台と、合わせて126台分もの大幅増設となる。晴天時などの特例の時間帯においては、二輪車駐車マスも混雑していたことから、今回の工事では二輪車駐車マスも9台分増設。工事後は15台が駐車できるようになるという。
混雑においては、特に大型車における利用で目立っていたという。既存の駐車マスは94台分であったが、同社調べの平日の大型車駐車状況を見ると、深夜を中心に駐車可能台数を上回る利用があった。前述の通り通路への駐停車などの問題もあったが、工事後は利用台数すべてがマスに駐車できるようになる見込みだ。
大型車駐車マス増設にあたり、ダブル連結トラック優先駐車マスの整備も行い、21m超のダブル連結トラック15台分の駐車マスも確保されるとのことだ。
小型車エリアにおいては、従来の前進駐車により、駐車枠からバックで出る際の事故が多発していた。そのため、工事後は指定の駐車方法をバックでの駐車へ変更するという。また、駐車エリアは列ごとに交互に進行方法を変え周回できるレイアウトとなっていたが、利用者からの「進行方向を誤って逆走してしまう」という意見を受けて、今後は小型車エリア4列のうち3列の進行方向を同一とし、残り1列をUターン可能なレイアウトへ変更する。例外として、交通混雑期などは事故防止のため、誘導員が車種と異なる駐車マスに案内する場合もあるそうだ。
なおNEXCO中日本では、多くの利用者が効率的に休憩を取れるよう、長時間駐車を控えるよう協力を呼びかけている。