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最終更新日:2022.02.02 公開日:2022.02.02

中京圏でのETC料金案内と請求の不一致。一部改善したが、どのような場合に起こるのか。

中京圏では、ETC車が出口料金所通過時に案内される料金と、実際に請求される料金に不一致が生じる場合がある。2022年1月19日、C2名二環と名古屋高速を利用した一部の走行経路で料金案内が改善されたものの、不一致となるケースはまだ残っているという。どのような場合に案内と請求に差異が出るのだろうか。

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ゲート通過時と請求時の料金が異なる理由とは

高速道路のETCゲート料金案内イメージ © Paylessimages – stock.adobe.com

 2021年5月1日から、中京圏では高速道路料金に「経路によらない同一料金」(対距離制料金)が導入された。これは、C2 名二環が全線開通したことに合わせた措置だが、この料金制度の導入により、ETC車が出口料金所通過時に案内される料金と、実際に請求される料金に不一致が発生していた。

 その対策として、名古屋高速とNEXCO中日本は、2022年1月19日に一部のケースの料金案内等を改善。現在、改善されたケースでは、出口通過時に案内される料金と請求額は一致している。

料金案内変更例:C2 名二環・名古屋西JCT~名古屋高速・小牧南IC(出口)を利用した場合 出典=NEXCO中日本

 ちなみに、1月18日までにどのような差異があったかというと、C2 名二環・名古屋西JCT~名古屋高速・小牧南IC(出口)を普通車で利用した場合、正規の利用料金が1010円であるのに対し、案内料金額は1070円となっていた。これが、1月19日以降は解消されたというわけだ。このように、音声案内と実際の請求金額が一致するようになった経路の詳細は以下の通り。

【料金案内が変更となる経路 概要】

C2 名二環と名古屋高速におけるETC料金案内変更対象経路図 出典=NEXCO中日本

経路(1)

【名古屋高速 小牧線】小牧北IC、小牧IC、小牧南IC、豊山南IC ~(名二環経由)~ 【C2 名二環】名古屋西JCT、大治南IC

経路(2)

【名古屋高速 都心環状線】丸の内IC、東新町IC、東別院IC、名駅IC、錦橋IC ~(名古屋高速 大高線または東海線経由)~ 【E1 東名高速】豊川IC、音羽蒲郡IC、岡崎IC 【E1A 伊勢湾岸道】豊田東IC、豊田南IC、豊明IC、名古屋南IC、大府IC

※ 名古屋高速 都心環状線に流入する場合の出発指定ICは、上記東名高速と伊勢湾岸道における8つのICのみが対象。

 ただし1月19日の改善後も、依然、差異は残っている。たとえば、名古屋高速 東海線を経由して都心に流入する場合において、指定されたIC以外から出発した場合は案内額と請求額の不一致が発生するという。その他にも、案内額と請求額が一致しないケースに次のようなものがあるので、このエリアを利用する方は覚えておくとよさそうだ。

●連続走行において、最初の走行区間をETC割引適用外の時間帯に走行した場合
●名古屋高速 都心環状線と東海JCT以西間を走行した場合
●けん引装置のあるETC車載器搭載車両で走行した場合
●障害者割引を利用する場合

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