新工法で車線数を維持したまま、長良川橋をリニューアル。名古屋支社管内では初
E1名神高速・岐阜羽島IC~大垣IC間において、2021年8月下旬~2026年3月頃までリニューアル工事が実施される。工事は長良川橋の老朽化にともなう床版取り替え。通常なら車線数減少が避けられない工事だが、今回は新しい工法を採用し、上下全4車線を確保したまま交換するという。
工事期間中は車線規制無し。ただし、一部特殊車両の通行不可に注意
E1名神高速・岐阜羽島IC~大垣IC間で、長良川橋のコンクリート床版の取り替え工事が実施される。工事は、高速道路リニューアルプロジェクトの一環として行われるもので、期間は2021年8月下旬~2026年3月頃。土日・祝日を含んだ昼夜連続で進められる予定だ。
規制内容は、長良川橋前後を含む約2kmの区間で、車線シフト規制を実施。中央分離帯側に道路を拡幅することで、現状の4車線(上下各2車線)を確保していく。予定されている工程は次の通り。
【長良川橋の床版取り替え工事にともなう車線シフトの詳細】
STEP1:上下車線の路肩を活用して外側にシフト。中央分離帯に新たに2車線の走行路を整備。
STEP2:走行路を整備した中央分離帯に、下り線の車線をシフト。下り線の床版取替工事をおこなう。
STEP3:走行路を整備した中央分離帯に、上り線の車線をシフト。上り線の床版取替工事を行う。
※ 床版取替工事の後は、工事着手前の車線に戻して全体の工事が完了する。
NEXCO中日本 名古屋支社管内で、橋梁の中央分離帯の空間を活用して車線を確保する渋滞対策を実施するのは初めてのことだ。また、この規制により、1車線の幅(幅員)が3.60mから3.25m、路肩の幅員が2.45mから0.50mになる。
ただし、4車線が維持される一方で、車幅3.0mを超える特殊車両は、上り線が8月23日(月)から、下り線が8月24日(火)から通行不可となっているので注意が必要だ。NEXCO中日本では、工事区間を利用する当該の特殊車両は国道21号、22号、258号への迂回をするよう呼びかけている。
なお、この工事による渋滞は予測されていないものの、天候や作業の進捗状況によって工事期間を変更する場合もあるので、工事区間を利用する際には、名神リニューアル工事専用Webサイトや日本道路交通情報センターの道路交通情報などで最新の情報を確認するようにしたい。
名神リニューアル工事専用WebサイトURL:https://restriction.c-nexco.co.jp/cmRN_21a/
日本道路交通情報センター「道路交通情報Now!」URL:https://www.jartic.or.jp/
i Highway(アイハイウェイ)中日本URL:https://www.c-ihighway.jp/pcsite/