中国自動車道・吹田JCT~宝塚ICで、8月23日から終日車線規制
NEXCO西日本は、E2A中国自動車道のリニューアル工事にともなう2021年8月~12月の交通規制スケジュールを発表した。吹田JCT~中国池田IC間では終日通行止め、中国池田IC~宝塚IC間では終日車線規制が行われる予定。規制期間中は渋滞が予測されているため、同社ではE1A新名神高速道路への迂回などの協力を呼びかけている。
終日通行止めは約39日間にわたって実施
NEXCO西日本は、E2A中国自動車道において、高速道路の長寿命化のための大規模なリニューアル工事を2020年度より実施しているが、今回、今年の8月~12月に実施される吹田JCT~宝塚IC(上下)間の交通規制の日程を発表した。
吹田JCT~中国池田IC間では、10月1日夜1時~11月9日朝5時、約39日間にわたり終日通行止めとなる。中国池田IC~宝塚IC間では、8月23日から終日車線規制(6車線から4車線に)となり、GWやお盆、年末年始を除き2024年上半期まで行われる予定だ。工事内容は、橋梁部で老朽化した鋼桁やコンクリート床版を耐久性の優れた部材に取り替えるほか、高性能な床版防水工、路面補修、老朽化した標識・ガードレールなど道路付属物の取り替えなどである。
交通規制の詳細については以下の通り。
【E2A 中国自動車道・吹田JCT~宝塚IC 交通規制概要】
規制内容:終日通行止め
規制区間:吹田JCT~中国池田IC(上下)
規制期間:2021年10月1日(金)夜1時~11月9日(火)朝5時
規制内容:終日車線規制(6車線→4車線運用)
規制区間:中国池田IC~宝塚IC(上下)
規制期間:2021年8月23日(月)~2024年上半期
※年末年始の交通混雑期を除く
中国池田IC~宝塚IC間の交通規制では、車線幅が縮小され最高速度が時速50キロとなる。年末年始は一時的に6車線運用に戻るが、この期間も車線幅縮小と速度規制は継続されるとのことだ。また、同区間の一部においては、通行帯が1車線になる箇所もある。この規制は、9月中旬から11月下旬のうち約50夜間(20時~翌朝6時)が予定されている。
さらに、当該工事にともない、E2A中国自動車道の高架下では足場設置・解体や新設の桁・床版の組立作業も行っている。走行の安全確保のため、同道路と交差する国道、府道、市道では夜間通行止めなどの交通規制を実施。Webサイト「100年先の安全・安心のために|中国道リニューアルプロジェクト」で、随時工事進捗や規制情報を提供している。
周辺の高速道路などで10kmを超える渋滞予測
工事期間中は、周辺の高速道路や一般道において5km~10km以上の渋滞が予測されており、NEXCO西日本ではE1A 新名神高速道路への迂回や渋滞予測を参考に利用時間を変更するよう協力を呼びかけている。
さらに今回、中国自動車道につながるE1名神高速道路においても集中工事が下記日程で実施されるとのこと。詳細については未定だが、決まり次第、NEXCO西日本のWebサイトにて案内が発表される予定だ。
【E1名神高速道路・八日市IC~吹田IC 交通規制概要】
規制内容:夜間通行止め等
規制期間:2021年9月頃(約3週間)
規制におけるリアルタイムの所要時間や工事進捗などの最新情報は、Webサイト「100年先の安全・安心のために|中国道リニューアルプロジェクト」で提供されるので、工事期間中に利用する際には事前に確認するようにしたい。
Webサイト「100年先の安全・安心のために|中国道リニューアルプロジェクト」URL:https://kansai-renewal.com/2021_chugoku/