常磐道4車線化、いわき中央IC~広野ICが3月30日に運用開始
NEXCO東日本は、E5常磐自動車道(以下、常磐道)・いわき中央IC~広野IC間(約27km)のうち一部区間(約15km)において、2021年3月30日から4車線運用を開始すると発表した。これにより、福島県内の4車線化事業(約27km)のうち、約23kmが完成となる。
いわき中央IC~広野ICの約15kmが新たに4車線運用開始
常磐道は、2015年の全線開通後の交通量増加にともない、道路の機能強化を図るために4車線化を進めてきた。今年2月27日には、いわき中央IC~いわき四倉ICの一部約8kmおよび山元IC~岩沼IC(約13.7km)の4車線運用が開始された。
3月30日から、新たに4車線運用が開始されるのは、いわき中央IC~広野IC間(約27km)のうち一部区間の約15km。これにより、2016年から着工した福島県内の4車線化事業(約27km)のうち、約23kmが完成となる。
あわせて、2016年から付加車線事業として整備が進められてきた、広野IC~山元IC間においても一部区間で運用が開始される。運用開始となるのは、ならはスマートIC~常磐富岡IC間の一部区間約3.1km(3月26日運用開始)と広野IC~ならはスマートIC間の一部区間約1.2km(3月30日運用開始)だ。これにより付加車線事業は、6か所(約13.7km)全てが完成する。
暫定2車線の場合、事故や災害時の復旧作業や補修工事の際には通行止めをせざるを得なかった。しかし、4車線化により車線規制のみで工事などが実施できるようになるため通行止めの回数が削減されるという。また、渋滞による速度低下の緩和と対面通行による交通事故解消への効果も期待されている。
NEXCO東日本は、4車線化事業における残る区間については、引き続き一日も早い完成を目指すという。