日本海東北道・胎内スマートIC開通。市街地から10分で高速に乗れる!
NEXCO東日本は、日本海東北自動車道・胎内(たいない)スマートICが3月26日に開通する。開通により、胎内市役所周辺エリアが胎内スマートICの10分圏内となるなど、様々な整備効果が期待されている。
市街地部のほぼ全エリアがICまで10分以内で到達可能に
NEXCO東日本は、かねてより胎内市と整備を進めてきた、日本海東北自動車道・胎内スマートICを、3月26日(日)15時に開通する。胎内スマートICは、日本海東北自動車道・中条IC〜荒川胎内IC間の本線に接続された、本線接続型のハーフIC。ETC車載器を搭載していれば、全車種・24時間利用可能だ。出口にETCゲートは設置していないため、退出路に設置されているフリーフローアンテナ通過時にETC車載器音声から料金が案内される。
また、ETC利用の場合の利用証明書の発行は、下り線の中条本線料金所では、通行料金が確定しないため、利用証明書は発行されない。必要な場合は、ETC利用照会サービスを利用して入手することになるため、利用者は注意が必要だ。
開通により、胎内市役所周辺エリアが、胎内スマートICの10分圏内となる。ほかにも、市内で就業人口が多い新潟中条中核工業団地周辺から、三次救急医療機関である「県立新発田病院」までの搬送時間短縮による救急活動への支援寄与。企業立地の促進と雇用創出による地域活性化の支援や、点在する観光施設への周遊観光活性化など、様々な整備効果が期待されている。
胎内スマートICに採用されている「ハーフIC」って?
ところで、胎内スマートICに採用されている「ハーフIC」とは、いったい何だろうか。
ハーフICとは、片方向のみ出入り可能なICのこと。通常のICは上り線の入・出、下り線の入・出と、4方向にアクセスできるが、ハーフICでは半分の2方向のみ。つまり、胎内スマートICでは、新潟方面への入口と新潟方面からの出口の2方向のみアクセスできるということである。
通常のICとハーフICの見分け方だが、NEXCO東日本のSAなどで配布している「ハイウェイウォーカー」では、全方向に出入りが可能なICは全円で、ハーフICは半円形で表記されているので、ドライブの際には参考にするといいだろう。
【胎内スマートICの概要】
開通日:2023年3月26日(日)15時
設置箇所:新潟県胎内市鴻ノ巣及び宮瀬
(日本海東北自動車道 中条IC~荒川胎内IC間の本線に接続)
運用時間:24時間利用可能
対象車種:ETC車載器を搭載した全車種