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クルマ2023.03.18

未来のターレ?米国ホンダが愛嬌たっぷりの自律作業車を開発!

ホンダの米国現地法人であるアメリカン ホンダモーターは、自律移動モビリティの新しいプロトタイプを開発した。その姿は市場で活躍するターレ(ターレットトラック)のように愛嬌があるが、中身は高度な機能を持った未来のモビリティだ。3月18日までラスベガスで開催中の建設機械の見本市で公開された3代目となるこのモデル。その進化の具合を紹介しよう。

文=くるくら編集部
写真=ホンダ

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未来の頼れる運搬パートナー!

Honda AWV 3代目プロトタイプを正面から。写真=ホンダ

 どこか愛嬌のある姿をしているこの乗り物は、プラットフォーム型自律移動モビリティ「Honda Autonomous Work Vehicle(以下、Honda AWV)」と呼ばれる、実験用車両の3代目となるプロトタイプだ。このモデルは、ホンダの米国現地法人「アメリカン・ホンダモーター」が、2023年3月中旬にラスベガスで行われた建設機械の見本市「CONEXPO-CON/AGG 2023」出展の際に発表したものとなる。

 このHonda AWVは、アタッチメントなどを追加することで、運搬を中心にさまざまな作業ができるよう開発された、電動式モビリティだ。未舗装路でも活躍できるタフな設計で、GPSによる位置情報や、レーダー系による障害物の検知機能などを駆使し、目的地まで自律走行することが可能となっている。

Honda AWVの初代プロトタイプ。米国ネバダ州ラスベガス市で開催される世界最大級の家電見本市「CES 2019」で展示された。

Honda AWVの2代目プロトタイプ。2022年1月に米国・ラスベガスで開催された建設資材・建設機器の見本市「World of Concrete 2022」で展示された。

2代目から大きく進化!

小さな筐体に見えるが、横幅1.3m、高さはT字の突起部分を含めて約2mある。

 2021年にはHonda AWVの2代目のプロトタイプを米国南西部の大規模太陽光発電所の建設現場で実走行テストを実施し、これで得た知見や課題を踏まえて3代目の性能を強化している。

●積載量が400kgから907kgと2倍にアップ。積載面積もパレット(フォークリフトなどで運べる貨物を置くための台)を2枚乗せられるサイズに変更。
●GNSS(全球測位衛星システム)を利用できない場所でのナビゲーションを改善
●タブレット端末ベースのシンプルなプログラミングインターフェース
●道路上の障害物に対する回避機能強化

 主にこれらが前のモデルから進化している。また、外装も製品版のように洗練されたデザインとなり、凹凸を抑えたクセのない形状は、カスタムしやすそうな印象だ。

Honda Autonomous Work Vehicle 3代目プロトタイプの仕様

全幅・全長・全高 全幅 1,300mm
全長 3,025mm
全高 2,052mm
荷台のサイズ 2,560mm x 1,300mm
乾燥重量 800kg
最大積載量 907kg
最高速度 ・自律走行時:時速16km
・リモコン操作時:時速4km~(デフォルト設定)
最小回転半径 3.5m
バッテリー容量 18.6kWh
最大積載時の航続距離 最大45km(用途による)

日本に来てくれる日は……?

Honda AWVの2代目・3代目のプロトタイプが稼働している様子がこちら。動画=ホンダ

 Honda AWVはもちろん商品化を目標としており、フィールドテストは今後も継続していくという。アメリカ法人での発売ではあるが、ホンダらしいデザインは、人手不足に直面している日本でも必要とされそうだ。アメリカンホンダモーターではパートナーを募集しているそうなので、建設業だけでなく、運搬を必要とする業種で興味があれば、ぜひ名乗りを上げて欲しいところだ。

Honda AWVは自律走行に加え、リモートコントロールを介して手動で操作することも可能。

Honda AWVに関する写真は、下記の
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