10日は首都圏で積雪の可能性、NEXCO各社が警戒。全国でも天気に注意
2月10日(金)の明け方から夜遅くにかけて、関東平野部などで降雪が予想され、場合によっては積雪の恐れもある。NEXCO3社はこれを受け、関東地方の高速道路の一部では通行止めを行う可能性があることを発表。同時に冬用タイヤの装着や日程調整を呼び掛けている。
NEXCO各社が降雪による渋滞を警戒
日本列島南岸を通過する南岸低気圧の影響で、関東平野部などで降雪が予想されており、NEXCO各社が注意を促している。降雪は10日(金)の明け方から夜遅くまで続く可能性があり、NEXCO東日本では、関東地方の高速道路の一部区間や、高速道路に並行する一般国道等においても通行止めを行う可能性があると発表している。
また、降雪を確認した区間にある主要ICでは、係員による冬用タイヤの装着確認を実施する可能性もあるとのこと。高速道路や一般道では、積雪時や凍結路に対してノーマルタイヤで走ることは道路交通法違反でもあり走行できない。
次にNEXCO中日本では、東名高速の東京IC~清水ICをはじめ、新東名、中央道、圏央道などの一部区間でも降雪が予想されていることから、不要不急の外出は避けるよう注意を呼び掛けている。
高速道路では1台でも自力で走行できない車両が発生すると、大渋滞や通行止めを引き起こす可能性がある。つい最近でも1月下旬の大雪により、新明神高速道路で28時間にわたる車の立ち往生で、最大66kmの渋滞が発生した。
2月10日(金)の天気予報に注意
気象庁の9日8時時点の天気予報によると、10日(金)の明け方から夜遅くにかけ、関東西部から北部、東北南部山沿い、甲信地方などで降雪が予想されている。東北地方についてはそのまま11日(土)も降雪の可能性があるようだ。降雪がない場合でも、日本海側などでは気温が氷点下になる地域がありそうで、路面の凍結を警戒してほしい。
南岸低気圧は日本列島南岸を発達しながら寒気を東に運ぶ特徴があり、関東南部での大雪の原因といわれ、要注意だ。