NEXCO西日本初のETC専用料金所が4月3日から稼働。一気に11か所!
NEXCO西日本は、2023年4月3日0時から、11料金所をETC専用料金所として運用開始すると発表した。料金所のETC専用化はNEXCO西日本では初めて。近年のETC利用率の拡大などの社会情勢の変化を踏まえたものという。必ず知っておきたい、ETC専用料金所に誤進入した際の対処法も紹介。
NEXCO西日本管内初!ETC専用料金所が誕生
NEXCO西日本は、11料金所をETC専用料金所として、2023年4月3日から運用開始すると発表した。今回の11料金所が、NEXCO西日本管内で初めてのETC専用料金所となる。
2020年9月25日に発表された、社会資本整備審議会 道路分科会 国土幹線道路部会の『「持続可能な国土幹線道路システムの構築に向けた取組」中間とりまとめ』では、ポストコロナ時代の「新たな日常」を支える国土幹線道路が目指すべき姿を以下のようにとりまとめている。
・平常時・非常時を問わず機能を失わない安全・安心な道路(Safe)
・道路ユーザーなどの生産性・快適性が飛躍的に向上するスマートな道路(Smart)
・社会環境の変化やインフラの老朽化に対応できる持続可能な道路(Sustainable)
そして取り組みのひとつとして、高速道路等のキャッシュレス化、タッチレス化の早期実現を挙げている。これを踏まえ、2020年12月17日に国土交通省と高速道路会社6社は、ETC専用化などのロードマップを公表。料金所のキャッシュレス化・タッチレス化を計画的に推進している。
【ETC専用料金所の運用開始箇所】
E1A 新名神高速道路・茨木千提寺
E89 第二京阪道路・城南宮南(入口)、伏見(入口)、交野北(入口)
E74 浜田自動車道・瑞穂
E11 高松自動車道・津田東
E32 徳島自動車道・美馬
E56 高知自動車道・伊野
E76 今治小松自動車道・東予丹原
E10 東九州自動車道・都農
E34 長崎自動車道・多久
【運用開始日時】
2023年4月3日(月)0時
今までと何が変わる? 誤って進入してしまったら?
ETC専用料金所の運用開始に合わせ、インターチェンジ付近の高速道路本線及び一般道の案内標識に、ETC専用の標示板を設置。また、料金所の「一般レーン」を「サポートレーン」に変更し、万が一誤って進入してしまったり、ETCが使えない状態の車両にも対応できるようにする予定だ。
NEXCO西日本は、サポートレーンを使用する場合は一旦停止をして、インターホン等で係員の指示に従うこと。決して逆走やバックはしないよう呼びかけている。