フェラーリのF1優勝に捧げられた時計。タグ・ホイヤー「モンツァ」から新作登場!
スイスの高級時計メーカー「タグ・ホイヤー」は1月11日、クロノグラフモデル「モンツァ」の新作を発表した。160年以上続くメーカーの歴史とともに詳しく紹介しよう。
勝利に捧げられた時計「モンツァ」とは?
タグ・ホイヤーを代表するクロノグラフウォッチ「モンツァ」は、フェラーリのレーシングドライバーであったニキ・ラウダが、1975年にF1ワールドチャンピオンに輝いたことを記念し、1976年に発表された記念碑的モデルだ。
当初、このモデルは、フェラーリの故郷にちなんで「モデナ」と呼ばれる予定だったが、イタリアの歴史あるサーキットと同じ「モンツァ」と名付けられた。いまもイタリアF1GPが開催されるこの舞台は、スピードの神殿とも呼ばれ世界屈指の超高速サーキットとして知られる。
過去には、スクーデリア・フェラーリや、マクラーレン ・レーシングチームのスポンサーを務めたタグ・ホイヤー。2016年からは、レッドブル・レーシングF1チームの公式タイムキーパーおよびパートナーとして、いまもサポートを続けており、タグ・ホイヤーのモータースポーツへの深い愛情が窺える。
「モンツァ」の新作、2023年モデル
タグ・ホイヤーにとってモンツァは、F1やモータースポーツとの関わりを象徴する、いまや欠かすことのできないヘリテージモデルだ。モダンな装いとともに2000年代初頭に復活したモンツァは、再登場するたびに多くのファンを魅了してきた。
そんなモンツァの2023年新作モデルが「タグ・ホイヤー モンツァ キャリバー ホイヤー02 フライバック クロノメーター」だ。今回は、超軽量で耐久性に優れたカーボン製の42mmケースを採用したスペシャルエディションとして登場した。
カーボン特有の”うねり”のあるパターンを持つケースの内側には、2つの鮮やかなブルーのサブダイアルをレイアウト。3時位置にはクロノグラフカウンター、6時位置にはスモールセカンドが配され、文字盤の赤いディテールがスポーティーさをいっそう強調する。
クロノグラフムーブメントには、COSC認定の自社製「ホイヤー02 フライバック」を搭載。計測を止めずに、ストップからリスタートまでをボタン操作1回だけで行うことができるフライバック機能を備えており、1分1秒を競うモータースポーツを象徴する時計にとってこれ以上ないものといえるだろう。
タグ・ホイヤー モンツァ キャリバー ホイヤー02 フライバック クロノメーター
自動巻クロノグラフ、カーボンケース(直径42 mm)、パワーリザーブ80時間、100m防水
167万2000円(税込)
写真=LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン