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最終更新日:2022.12.01 公開日:2022.12.01

トヨタGRスタッフもミニ四駆の空力性能にビックリ!? タミヤが風洞実験をYouTubeで公開。

ミニ四駆の空力性能は想像以上だった!? タミヤとトヨタ・ガズーレーシング・ヨーロッパ(TGR-E)のコラボによるミニ四駆40周年記念企画が、公式YouTubeチャンネルで公開中だ。空力エンジニアも想定外の結果とは?

文=小林祐史(YK-image)写真=タミヤ

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ミニ四駆の空力性能を試す!

一般参加者のミニ四駆をTGR-Eで風洞実験しているところ。

 タミヤはミニ四駆の発売40周年を記念し、ドイツに拠点を置くトヨタ・ガズーレーシング・ヨーロッパ(TGR-E)とコラボレーションを実施。レーシングカーの開発で使用される風洞施設で、ミニ四駆の空力性能をチェックする様子を収めた動画をYouTubeで公開した。

 この企画はTGR-E副会長を務める元F1ドライバー、中嶋一貴氏からの「われわれの施設でミニ四駆の風洞実験をしてみませんか?」という誘いから実現した。

 ご存知の通り、タミヤのミニ四駆は、モーターと単三電池で走る、プラスチック製の自動車模型だ。競技会(レース)も行われており、カスタマイズパーツも多数用意されている。速く走ることを目的に徹底的に改造が施されたミニ四駆の中には、レーシングカーの専門家も眼を見張るようなアイディアやギミックが盛り込まれていることもあるという。

風洞実験の様子を観察しているTRG-Eの空力エンジニア。

空力エンジニアも想定外!? 個性溢れるミニ四駆!

一般参加者である「TKAYA」さんのブラストソニックGT。直進安定性を高めつつ、スリットを多数設けることで抵抗を最小限に抑えた空力パーツを持つミニ四駆。<写真=@moonTakaya>


こちらは一般参加者「1ちゃんす!コミディア」さんのライキリ カスタム。ミニ四駆のフロント部分に上下前後逆さまにしたボディカウルを載せ、大きなダウンフォースを発生させようとしている。<写真=@1chan_mini4wd>

 今回、一般募集からTGR-Eに送り込まれたのは僅かに3台だった。狭き門を通過したミニ四駆たちは、FIA世界耐久選手権(WEC)や、FIA世界ラリー選手権(WRC)などで活躍するレーシングマシンを開発するエンジニアらが担当。風洞実験を行い、その性能を検証した。

 気になるその結果だが、その模様は下記YouTubeからぜひチェックしてほしい。空力エンジニアの想定外となる結果を残すものや、しっかりとダウンフォースを発生する結果を残すマシンまで、さすが3台という狭き門を通過した強者たちだったことを証明してみせた。

 ちなみに、くるくら編集部もミニ四駆を仕立てて風洞実験を申し込んだのだが、シャシーは大型タイヤを装備した空気抵抗の塊みたいものを選んでしまい見事落選(涙)。

空力性能を完全に無視したワイルドな「くるくら君」。

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