東名・掛川IC~袋井ICで約3年にわたるリニューアル工事!車線規制に注意。
NEXCO中日本は、E1 東名高速道路・掛川IC~袋井ICで2022年10月15日(土)~2025年8月下旬までリニューアル工事を実施する。期間中は、昼夜連続の車線シフト規制や、昼夜連続車線分離規制などが行われる。なぜ約3年もの長期にわたる工事になるのか。そこには、日本の大動脈ならではの理由があった。
東名高速・掛川IC~袋井ICで車線規制
NEXCO中日本は、E1 東名高速・掛川IC~袋井ICにおいて、2022年10月15日(土)~2025年8月下旬の約3年にわたる長期工事を実施する。これは、高速道路リニューアルプロジェクトの一環で、老朽化した菅ヶ谷高架橋のコンクリートの床版の取り替えを行うもの。期間中には、昼夜連続の車線シフト規制(車線幅縮小)や、昼夜連続車線分離規制(車線シフト・車線幅縮小)などが行われるため注意が必要だ。
これだけ工事の期間が長くなるのは、工事中に現状の4車線を極力確保できる「車線確保型」の交通運用を行うため。従来、同様の工事を行う際は、全断面で橋梁の床版を取り替えていた。しかし今回は、断面を半分に分割して取り替える工法を採用した。
NEXCO中日本によると、工事区間のE1東名・掛川IC~袋井ICは、平均断面交通量が1日3万台を超える。加えて並行路線であるE1A 新東名高速道路と当該区間が離れているため、迂回も難しい。工事により車線数を減少させた場合、大規模な渋滞の発生が懸念されることから、今回のように車線数を減らすことのない工法を採ったのだという。
工事は6つのステップで実施
工事はいくつかの施工ステップに分割して実施される。工事初日の10月15日(土)~28日(金)には「車線シフト移行工事」として、昼夜連続の1車線規制を上下線で実施。現状よりも車線幅を縮小させ、上下各1車線ずつの運用となる。そして、車線規制の位置を徐々にシフトしていく。なお、この期間は、朝と夕方に渋滞が発生する可能性があるという。
次に「STEP 1」となる「昼夜連続車線シフト規制」が、2022年10月29日(土)~2023年2月下旬に実施される。こちらも車線幅が縮小されるが、4車線を確保した状態で高速道路の中央部分の工事が実施される。
その後、走行車線と工事箇所をずらしながらSTEP2~STEP6へと移行しながら、2025年8月下旬まで工事が実施される予定だ。
工事区間の渋滞情報や工事の進捗状況、STEP2以降の詳細日程などについては、「東名軸大規模工事サイト」にて改めて発表される。当該区間を利用予定のドライバーは、出発前に最新情報をチェックしてほしい。
【E1 東名高速・掛川IC~袋井IC リニューアル工事概要】
全体期間:2022年10月15日(土)~2025年8月下旬(土日・祝日含む)
規制区間:E1 東名高速・掛川IC~袋井IC
■車線シフト移行工事
期間:2022年10月15日(土)~28日(金)(土日・祝日含む)
規制内容:昼夜連続1車線規制
■STEP1
期間:2022年10月29日(土)~2023年2月下旬(土日・祝日含む)
規制内容: 4車線を確保した昼夜連続車線シフト規制(車線幅縮小)
■東名軸大規模工事サイト
https://tomei-info.com/