クルマいじりができる自宅ガレージがほしい!ガレージ付き住宅の賃貸市場はどうなってる?
クルマ好きなら自宅ガレージは夢の一つだろう。2022年2月21日、大東建託はガレージ付きの賃貸2階建てメゾネットについて発表。1階に軽整備もできる電動シャッター付きガレージがあり、2階がリビングやキッチンなどの居住スペースという仕様だ。同社に、ガレージ付き賃貸物件市場の現状を教えてもらった。
ガレージの2階で暮らす、クルマ好きには嬉しいメゾネット
2022年2月21日、大東建託は高付加価値の賃貸住宅向けCIEL(シエル)シリーズの新商品として、ガレージ付きの2階建てメゾネット「CIEL GARAGE(シエル ガレージ)」発表した(販売は地域限定)。CIEL GARAGEは、1階に電動シャッター付きガレージがあり、2階にワンルームもしくは1LDKの居住スペースがある。つまり、全スペースの約半分がガレージとなり、愛車と一緒に暮らしたいクルマ好きには魅力的な仕様だろう。
ガレージには、作業用デスクやラダーシェルフ、シンク、そして長物の収納に重宝する天井パイプなどを備えている。シャッターはリモコンで車内からの開閉も可能だ。さらにPHEV(プラグインハイブリッド)やBEV(バッテリー電気自動車)などに対応する200ボルトのコンセントもガレージ内に設置されている。現状の賃貸住宅は充電用コンセントがないことが多く、BEVを買いたくても買えないという需要にもしっかり対応している。
気になるガレージの駐車スペースの広さは、ワンルームタイプは幅3.4m×奥行6m×高さ約2.5~2.9mで、1LDKタイプは幅3.4m×奥行7m×高さ約2.5~2.9mとなっている。ワンルームタイプと1LDKタイプで駐車スペースの広さに大差はない。両者の違いは作業用デスクやラダーシェルフなどが供えられたスタイルリビングと呼ばれるスペースの広さだ。ワンルームタイプは約2.5畳で、1LDKタイプは約5畳となる。スタイルリビングは車を眺めながらくつろぐなど、さまざまな趣味を楽しむスペースとしても活用できる空間だ。もちろん、ガレージは車を保管できるし、自分で車を整備する際には雨風や暑さ寒さをしのげるなどのメリットがある。
ガレージ付き賃貸物件の現状とポイント
大東建託によると、ガレージ付きの物件を探している人は、以前から一定の需要があるそうだ。しかし、それに対して供給数(物件の数)は少ないとのこと。もしガレージ付き賃貸物件を新居に考えているのなら、時間に余裕をもって探したほうがよいという。
またガレージがあっても、BEVへの普通充電などができる200ボルトコンセントを備えている賃貸物件は、さらに少ないとのこと。これは自動車全体の登録台数に対して、BEVが占める割合がまだ少ないためだ。
PHEVやBEVの充電というと、エンジン車がガソリンを入れるように急速充電施設へ行って充電というイメージがあるかもしれない。しかし実際に使い始めると、ほとんどの充電は家などで普通充電で行うことが多くなる。今後を考えると、普通充電ができるコンセントはチェックしておきたいところだ。
CIEL GARAGE(シエル ガレージ)商品仕様
構造 : 木造2X4工法 2階建て(メゾネット)
販売地域:東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・愛知県・大阪府の一部地域
住戸間取り:ワンルームタイプ 1階 ガレージ、2階 1K+サンルーム
1LDKタイプ 1階 ガレージ、2階 1LDK
専有面積:1K 63.08㎡、1LDK 81.76㎡ ※それぞれ1階ガレージ部分を含む
販売目標:30棟限定
【ガレージライフを楽しむ賃貸住宅】CIEL GARAGE