北関東自動車道「出流原スマートIC」9月19日開通。街はどう変わる?
NEXCO東日本は8月5日、北関東自動車道 出流原パーキングエリアと接続するスマートインターチェンジの整備が完了し、9月19日(月・祝)に開通すると発表した。周辺地域にはどういった効果があるのだろうか。
北関東自動車道に出流原スマートICの誕生!
NEXCO東日本は8月5日、かねてより栃木県佐野市と共同で整備を進めてきた出流原(いずるはら)スマートインターチェンジ(出流原スマートIC)を、9月19日(月・祝)の15時より開通すると発表した。出流原スマートICは、E50 北関東自動車道の出流原パーキングエリア(PA)(上下線)と接続しており、ETCを搭載した車両であれば24時間利用が可能だ。
同社では、2021年~2025年までの期間を「SDGsの達成に貢献し、新たな未来社会に向け変革していく期間」と定め、さまざまな取組みを行っている。今回の「出流原スマートICの開通」もその一環であり、地域経済の活性化や地域医療の支援に貢献する事業活動として実施された。
周辺地域はどう変わる?
では、スマートICの開通によって地域住民の利便性はどのように向上するのだろうか。例えば、一般道とアクセスできるルートの選択肢が増えることによる、周辺地域の渋滞緩和。さらには、観光施設や現地企業などへのアクセスが容易になることで、地域産業の活性化にも期待できると、NEXCO東日本は説明する。
また、生活環境面での効果としては、救急医療機関への搬送時間や、災害が発生した場合のアクセス時間の短縮なども挙げられる。実際に出流原スマートIC開通により、周辺の医療機関である足利赤十字病院への救急搬送時間は大幅に短縮。搬送時間30分圏域の人口は約8300人増加するという。
このようにスマートICの開通は、ドライバーの利便性向上だけでなく街づくりに大きく寄与する。今後もNEXCO東日本の取組みに注目したい。
<出流原スマートICの概要>
・場所:栃木県佐野市出流原町内
・設置箇所:北関東自動車道出流原PA(上下線)に接続
・利用可能時間:24時間
・利用形態:一旦停止型
・対象車種:ETC車載器を搭載した全車種