まるで漫画の一コマ! トヨタ博物館の「激走!!2.5次元 ヴゥオオーン!! WRC」の展示が面白い
愛知県長久手市のトヨタ博物館で、2021年10月30日から開催されている企画展「激走!!2.5次元 ヴゥオオーン!! - WRC 日本車挑戦の軌跡」は、会場をマンガ仕立ての2.5次元をイメージした空間でラリーカーを展示。その2.5次元ぶりがユニークなので写真で紹介しよう。
「写真映え」な展示
愛知県長久手市にあるトヨタ博物館は、2021年10月30日から2022年4月17日まで、企画展「激走!!2.5次元 ヴゥオオーン!! – WRC 日本車挑戦の軌跡」を開催している。同展は、公道で競技が行われるFIA世界ラリー選手権(WRC)で活躍した、日本のラリーカーを展示するものだ。トヨタ、日産、マツダ、三菱、スバル、スズキ、ダイハツといった日本のラリーカーを間近で見ることができる。
この展示会がユニークなところは、その展示方法だ。「2.5次元」というコンセプトの元、展示スペースの背景にマンガタッチのモノクロイラストを展示し、激走するラリーカーを表現している。これを広角レンズなどで撮影すると、マンガとリアルの間にある2.5次元のような仕上がりになり、「映える」写真が撮影できるのだ。さらに写真をカラーからモノクロに変換すると、マンガの1コマを切り取ったような2.5次元な仕上がりとなる。
この展示方法はどのようにして設計されたの?
プラモデルで展示方法を検討
この展示は同館の学芸グループによると、1/24スケールのプラモデルのラリーカーを用いて検討したそうだ。プラモデルをマンガ仕立てのイラストを背景に配置し、そこに入れるヴゥオオーン!!やボゴォウウウンといった吹き出しや、砂埃、スピード感を演出する斜線(効果線)などの入れ方を検討し、激走ぶりを演出したとのこと。この背景により、2.5次元でラリーカーの迫力を楽しめる企画展となっている。
<企画展「激走!!2.5次元 ヴゥオオーン!! – WRC 日本車挑戦の軌跡」>
場所:トヨタ博物館 愛知県長久手市横瀬41-100
期間:2021年10月30日(土)~2022年4月17日(日)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)12月24日(金)~1月3日(月)
※急遽変更となる場合があるので博物館のウェブサイトを確認すること
入場料:大人1200円、シルバー(65才以上)700円、中高生600円、小学生400円
展示車両:
トヨタ セリカ ツインカムターボ(1985)
トヨタ セリカ GT-Four(1990)
トヨタ カローラWR-Car(1997)
ダットサン 240Z(1973)
日産バイオレット(1982)
マツダRX7(1979)
スズキSX4(2008)
ダイハツ シャレード(1982)
三菱コルトランサー(1974)
三菱ランサー エボリューション(2001)
スバル レガシィ(1993)
スバル インプレッサ(1996)
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