レッドブル&アルファタウリF1が特別カラーリングでトルコGPに参戦
2021年10月8~10日に開催されるF1第16戦トルコGPで、レッドブルとアルファタウリの2チーム4台のマシンは、パワーユニットを供給するホンダとファンたちに感謝の気持ちを表した特別カラーリングで参戦する。レッドブルのカラーリングは、ホンダがF1で初優勝したマシンRA272をモチーフにした白ベースに日の丸が入ったものとなる。
ホンダ×レッドブル&アルファタウリからの「ありがとう」
2021年10月8日(金)~10日(日)に開催されるF1第16戦トルコGPで、レッドブル・ホンダ・レーシングとスクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2チーム4台のマシンは、パワーユニットを供給するホンダとファンたちへの感謝の気持ちを表した白をベースとした特別カラーリングで参戦する。特にレッドブルのカラーリングは、ホンダが1965年のF1メキシコGPで初優勝したマシン、RA272の白ベースに日の丸が入ったものをモチーフとしている。
この特別カラーリングのマシンのステアリングを握るのは、マックス・フェルスタッペン(ゼッケン33)、セルジオ・ぺレス(ゼッケン11)。なおアルファタウリは通常のカラーリングのリアウイングに「ありがとう」という日本語が入り、ピエール・ガスリー(ゼッケン10)、角田裕毅(ゼッケン22)がステアリングを握る。
本来は日本GP用の特別カラーリングだった
この特別カラーリングは、開催中止となった日本GP(鈴鹿サーキット)で披露する予定だった。2021年シーズンがF1活動最終年となるホンダのホームグランプリである日本GPで、世界中のファンに感謝の気持ちを表すために制作されたものだ。そのカラーリングは白をベースに赤い日の丸が入る。この特別カラーリングは、ホンダがF1で初優勝したマシン、RA272がモチーフとなっており、ファンへの感謝の気持ちを表す「ありがとう」の日本語がリアウイングやエンジンカウルなどに入る。
これはレッドブルから「鈴鹿のために何か特別なことをしよう」とホンダに提案されたことが事の始まりだそうだ。最初はドライバーのレーシングスーツのみ、初優勝マシンのRA272をモチーフにした特別カラーにしようという案だったが、レッドブルとホンダで議論を重ねるうちにマシンのカラーリングも変えることとなり、FIA(国際自動車連盟)や主催者団体であるFomula 1の許可も取り付けて、鈴鹿サーキットでお披露目する予定だったそうだ。
しかし鈴鹿サーキットでの日本グランプリは、2021年8月に新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催中止が発表された。これにより宙に浮いてしまった特別カラーリングだったが、本来は日本GPが開催される予定だった10月8~10日にトルコGPが開催されることとなったので、ここでお披露目される運びとなった。
日本のファンとしては鈴鹿サーキットで、その姿を目に焼き付けたかったというのが本当の気持ち。でも気持ちを切り替え、日本から約8000km離れたトルコのイスタンブールサーキットへ「ありがとう」の想いを送りながら、レッドブルとアルファタウリを応援しようではないか。
<動画で見るトルコGPの特別カラーリング>
特別カラーリングとRA272の詳細な写真は
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