映画「僕と彼女とラリーと」 。ラリージャパンの舞台で「絆」と「チャレンジ」を描いた作品
ラリーを題材とした映画「僕と彼女とラリーと」の公開が2021年10月1日に迫っている。映画の舞台はラリージャパンの開催地である愛知県豊田市と岐阜県恵那市。同地の自然豊かな四季折々の景色の中で、森崎ウィン演じる主人公がラリーを通じて仲間ともに成長していく姿を描いた作品だ。
「人生はレースだ。道から外れたら戻れない」
2021年10月1日に、ラリーを題材にした映画「僕と彼女とラリーと」が公開される。映画のロケ地はラリージャパンが開催される愛知県豊田市と岐阜県恵那市だ。四季の自然が豊かな同地での風景をバックに、森崎ウィン演じる主人公がラリーを通じて、仲間たちと成長を遂げていく姿を描いている。
ストーリーは、役者を目指して上京していた29歳の主人公(森崎ウィン)は、地元の幼馴染(深川麻衣)から父(西川まさ彦)の急死を知らされる。元ラリーの名メカニックだった父は、愛知県豊田市で自動車整備工場を営んでいた。実家では兄(佐藤隆太)が優秀なメカニックだった父なしで整備工場を経営するのは難しいと判断し、家業を畳む方向で話を進めていた。しかし実家に戻った主人公は、整備工場の従業員たちの姿や、亡くなった父の本当の想いを知り、自分が地元に戻りラリーにチャレンジすることで家業を再起させるという決意を固める。
しかしエリート銀行員である兄は「人生はレースだ。道から外れたら戻れない」と、主人公に家業を再起させることが容易でないことを諭す。
「ラリーは何度転んでも立ち上がり、そして戻る事」
兄の説得でも主人公の決意は揺るがず、ラリーへのチャレンジを始める。だが従業員たちもラリーに関しては素人が多く、予想もしていなかった困難と苦闘することに。そんな状況でも、父とともにラリーを戦った親友(竹内力)の「ラリーは何度転んでも立ち上がり、そして戻る事」「諦めずにチャレンジし続ける事」という言葉を胸に主人公と仲間たちは諦めずにチャレンジを続けていく。
明るく爽やかに「絆」と「チャレンジ」を描く
監督・脚本した塚本連平は本作を、「絆」と「チャレンジ」を描いた作品とコメントしている。しかし重苦しい映画とはせず、豊田市・恵那市の大自然の中で、家族や仲間との絆を深めながら成長する主人公の姿を、明るく爽やかなエンターテインメント作品に仕上げた、と述べている。
また主人公を演じた森崎ウィンは「山あり谷ありな人生を、トヨタGRヤリスとともに走ったこの物語が、皆さまの明日への糧になれば幸いです」とコメントしている。先が見えない時代にこそ「諦めずにチャレンジし続ける事」が人生を前進させる糧なのかもしれない。
<映画「僕と彼女とラリーと」予告>