東京オリンピック、札幌のマラソン・競歩の交通規制は、車に加えて自転車と歩行者も
東京2020オリンピック競技大会の競歩およびマラソン競技が、2021年8月5~8日、北海道札幌市内で開催される。競技の開催に伴い大規模な交通規制が実施されるので、同市で自動車での移動予定があるなら、交通規制の区間や日程などには要注意だ。自転車、歩行者も規制があるのでチェックしておきたい。
北海道札幌駅前で競歩・マラソン競技が開催
公益財団法人 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(大会組織委員会)は、東京2020オリンピック競技大会(東京五輪)の競歩およびマラソン競技を、北海道札幌市内にて下記日程で開催する。
【競歩競技日程】
8月5日(木)16時半~:男子20km競歩
8月6日(金) 5時半~:男子50km競歩
8月6日(金)16時半~:女子20km競歩
【マラソン競技日程】
8月7日(土)7時~:女子マラソン
8月8日(日)7時~:男子マラソン
競歩およびマラソン競技の開催に伴い、主に札幌市内の大通公園周辺と駅前通り周辺において大規模な交通規制が実施予定。規制区間では自動車だけではなく、自転車、歩行者も通行、横断が禁止される(歩行者横断ポイントを除く)。大会組織委員会は、交通規制区間の迂回や、出発時間の変更など、混雑緩和に協力するよう呼びかけている。
競歩コースの交通規制
競歩競技の交通規制は、8月5、6日の競技日に加え、リハーサルが行われる8月4日にも実施される。交通規制の区間や時間は下記の通り。
【20km競歩の交通規制】
8月4日(水)13時半~17時頃:リハーサル
8月5日(木)13時半~19時半頃:競技
8月6日(金)13時半~19時半頃:競技
20km競歩競技の交通規制は、主に駅前通りを中心として、南北では南2条通り以北、北3条通り以南の範囲。東西は西3丁目通り(一部西2丁目通り)以西、西4丁目通り以東の範囲で通行止めが実施される。
【50km競歩の交通規制】
8月4日(水)17時~19時半頃:リハーサル
8月6日(金)2時半~13時半頃:競技
50km競歩競技の交通規制は、主に駅前通りを中心として、南北では国道36号以北、北5条通り以南の範囲。東西は西3丁目通り(一部西2丁目通り)以西、西5丁目通り以東の範囲で通行止めが実施される。
マラソンコースの交通規制
マラソン競技の交通規制は、8月7、8日の競技日に加え、リハーサルが行われる8月1日にも実施される。交通規制の区間や時間は下記の通り。
【マラソン競技の交通規制】
8月1日(日)札幌大通り公園周辺 3時半~8時頃:リハーサル
札幌駅前の一部 8時~10時頃:リハーサル
8月7日(土)コース南側(大通り以南)5時~8時半頃:競技
コース北側(大通り以北)5時~11時頃:競技
8月8日(日)コース南側(大通り以南)5時~8時半頃:競技
コース北側(大通り以北)5時~11時頃:競技
大会組織委員会によると、スタート・フィニッシュ地点となる大通公園西4丁目および駅前通りでは、規制時間が長くなる場合がある。また、競技機材などの設置のため、コース上の一部で競技両日とも0時半頃から車両の通行が規制されるという。
なお、マラソン競技の交通規制区間には、歩行者横断ポイントが18か所設けられており、歩行者横断ポイント以外のコース上は横断することができない。創成川通りでは、4か所の歩道橋が利用可能だが、競技者走行時は利用できない。コース付近を移動する歩行者は注意が必要だ。
駅前通りの一部で13日間の通行止め
駅前通りの大通公園付近(北大通り~南大通り)では、13日間にわたって車両および歩行者の通行止めが実施される。実施期間は以下の通り。
【駅前通り(北大通り~南大通り)の通行止め】
7月28日(水)10時頃~8月9日(月)8時頃まで
歩きで大通り公園を越えて札幌駅側に行きたい場合は、地下歩行空間を通るのがいいだろう。自動車の場合は、東西に迂回する必要がある。
また、駅前通りの一部(北1条通り付近~北大通り)、北大通りの一部(駅前大通り~札幌市役所付近)などでは、競技やリハーサルの交通規制よりも長い時間、歩行者の通行止めが実施される箇所がある。
【駅前通り付近の歩行者通行止め】
8月4日(水)13時半~20時半頃
8月5日(木)10時頃~8月7日(土)12時半頃
8月8日(日)0時半~12時半頃
こちらも通行止め区間の手前で地下歩行区間へ入るか東西へ迂回する必要がある。
このように東京五輪の競歩およびマラソン競技による通行止めは大規模であるため、影響は多岐にわたることが予想される。自動車で出かける予定がある人はあらかじめ迂回ルートを確認し、出発時間の変更なども検討するといいだろう。また、自転車、歩行者に対しても規制があるので、通りかかる予定があるならチェックしておきたい。
加えて、大会組織委員会は、新型コロナウイルス感染症の拡大予防のため、コース沿道での観戦自粛を呼びかけている。