首都高、PAの夜間閉鎖を当面継続。コロナで増えたルーレット族対策として
首都高速道路株式会社は、箱崎PA、芝浦PA、辰巳第1PAの3か所で実施中の夜間閉鎖を当面の間、継続することを発表した。これは、新型コロナによる交通量減で増加した、いわゆるルーレット族による騒音トラブル、悪質な暴走行為への対策である。
ルーレット族による騒音や暴走への対策
首都高速道路株式会社は6月21日、いわゆる「ルーレット族」による騒音トラブルや暴走行為の対策のため実施している一部PA(パーキングエリア)の夜間閉鎖を当面の間、継続すると発表した。
ルーレット族とは、周回走行してタイムを競い合う走り屋集団のこと。サーキットのように繰り返し周回できる首都高などをコースに見立て、夜間を中心に暴走行為を行う。
首都高によると、新型コロナウイルス感染症の流行や緊急事態宣言等の影響により交通量が減少。それにより、ルーレット族の悪質な暴走行為、騒音などの問題が増加したのだという。
箱崎PA、芝浦PA、辰巳第1PAの3か所で夜間閉鎖
当面の間、夜間閉鎖を実施するPAは下記の3か所。
・箱崎PA(6号向島線および9号深川線)
・辰巳第一PA(9号深川線)
・芝浦PA(11号台場線)
毎週金曜、土曜の21時~翌4時にかけて閉鎖。
なお、箱崎PAは一部閉鎖となっており、駐車スペースの一部を閉鎖。トイレおよびETC利用履歴発行プリンターは使用可能だ。
首都高は2020年5月から、このルーレット族への対策を開始。同年6月には一度解除したものの、ルーレット族の暴走、騒音トラブルが後を絶たないため、同対策を継続した。その後も、解除と閉鎖が繰り返され、1年経過した現在でも、依然としてルーレット族の暴走行為はなくならないようだ。
首都高によると閉鎖日時や閉鎖となるPAは変更になる場合もあるという。深夜に首都高を利用予定のドライバーは、PAが使えないことも考慮して、出発前に食事やトイレを済ませておいた方がいいだろう。