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最終更新日:2023.07.06 公開日:2021.04.01

女子キャンパーが車中泊にバモスホビオを選んだ理由|森 風美のただいま軽バン改造中 vol.2

女子キャンパーとしてさまざまなメディアで活躍中の森 風美(もり ふうみ)さん。もともと「徒歩キャンパー」だった彼女は、「車中泊キャンパー」にもなるべく2019年4月に人生で初めてクルマを購入! 選んだクルマはHonda「バモス ホビオ※」です。この連載では、DIYや純正アクセサリーを使いながら「女子キャンプのための車中泊スタイル」を完成させていく道のりを紹介していきます。連載2回目では、森 風美さんがどうしてコンパクトな軽自動車を車中泊のベース車両として選んだかを教えていただきます。 ※2018年5月に販売終了

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記事提供元/カエライフ


森 風美(もり ふうみ)

年間80泊するほどキャンプを愛し、女子でも楽しめるキャンプスタイルをSNSで発信している女子キャンパー。女性向けアウトドアWEBメディア「なちゅガール」の編集長も務める。ほか雑誌・テレビ・イベント出演など幅広い分野でも活躍中。
Instagram @fu_u.m
twitter @fu_uyu


私が軽バン「Honda バモス ホビオ」を選んだ3つの理由

こんにちは! 森 風美です。今回は車中泊のクルマ選びについてご紹介します。

私が車中泊のための愛車を購入しようと決めてから、バモス ホビオ(以下バモス)にたどり着き、購入するまで約1年かかりました。といっても車種を決めるまでは1ヵ月ほど。残りの10ヵ月あまりは条件に合う車を中古車市場で探し回っていました。

ほとんど即決といってもいいクルマ選びでしたが、その決め手となった理由はこちら!

  • ◆バモス ホビオにしようと決意した3つの理由
  • 軽自動車はあらゆる面でコスパが抜群
  • 車内スペースが広く、カスタムがしやすい
  • レトロで可愛いクルマに憧れていた

では1つずつご説明していきます!

【理由1】軽自動車はあらゆる面でコスパが抜群! お財布に優しいクルマ

愛車のバモス ホビオを洗車する様子。いつもありがとうの気持ちを込めてピカピカに!

まず、私が「クルマを買うぞ!」と決めたうえでいちばんのネックになったのが、税金、ガソリン代、車検代、駐車場代といった「クルマの維持費」でした。

若者のクルマ離れがいわれる昨今、私のまわりでも多くの友だちがこの高い維持費を理由にクルマを敬遠しています。会社員として働いている友だちですら高いと思う、この維持費。まして、フリーランスのキャンプライターとして、不安定な毎日を送っている私にとって、高すぎる維持費は生活を脅かす危険もはらんでいます(大ゲサか!)。

そこで、私のお財布と心の平穏のために選んだのが、維持費が安いといわれている軽自動車。維持費において、もっとも差が出るのは自動車税と重量税です。一般的な普通車に比べると、軽自動車は年間35,000円近くも税制面において優遇されています。税金は年に一度のことですが、高速道路で料金を払うときも「軽自動車って安くていいなぁ」と日々そのコスパの良さを実感しています。

また、見知らぬ土地に旅行に行くことの多い私にとって、軽自動車の小回りの良さも魅力の1つです。軽自動車よりもサイズが大きい普通車だったら、今ごろクルマにたくさんの擦り傷をつけてしまっていたかも…。

【理由2】荷室が広い軽バンに注目! カスタムのしやすさも決め手に

そして2つめのクルマ選びのポイントは荷室の広さ。私が軽自動車の中でも目をつけたのが、ワンボックス系とも呼ばれるバンタイプ(=軽バンとも)です。荷物がたくさんのせられるように荷室が広く作られているクルマで、郵便局やお花屋さんなどの配送用にも使われています。

軽バンの荷室は広いもので約1.4畳ほどのスペースがあります。さらに、車内高は1.2mほどで、日本人男性の平均座高が90cm前後なので、着替えもスムーズに行えます。軽自動車とはいえバンタイプならば、荷室で足を伸ばしてゆったり寝るには十分。少しずつベッドを作ったり棚を作ったりと「自分好みに改装していけそう!」と思っています。

ちなみに車中泊用に選ばれている軽自動車には、ビルダーさん(=車をカスタムして販売する会社)が手がける軽キャンピングカー、クルマの屋根にテントをつけるルーフテント、軽トラの荷台をカスタムした軽トラハウスなど、さまざまなカスタムパターンがあります。

どれも一度は泊まってみたいステキな軽自動車たちで憧れます。でも私は車中泊の初心者ですから、まずは必要最低限の装備からはじめて、少しずつお金を貯めつつカスタムしつつ、「乗りながら育てていけるクルマ」と車中泊を楽しんでいきたいと思っています!

いつかは憧れのYURIEさん(=車中泊用にカスタムしたクルマに乗っている人気インスタグラマー)のサンシー号(=クルマの愛称)のように、内装もガラリとDIYすることが目標です。

【理由3】レトロでかわいいHondaステップバンのフェイスに憧れて

私の愛車バモス ホビオのフェイス

最後に、なぜ数ある軽バンの中でHondaバモスを選んだか? それは私が丸目のレトロフェイスが大好きだからなんです!

小さい頃から思っていたことなのですが、最近販売されているクルマの顔ってちょっと怖くないですか? ライトがすごいツリ目だったり、フロントグリル(=前面の網)が大きな牙みたいだったり…。完全に好みなんですが、私は強そうな顔のクルマが苦手。

そんな私がレトロカーの中でもとくにかわいいと思っていたのが、Hondaの名車ステップバンです。

私の憧れHondaの名車ステップバン。昭和47年(1972年)9月に発売し、現在は販売終了 写真提供:Honda

見てください、四角いけれど、愛嬌のある顔。大好きな漫画『ドラゴンボール』の登場人物ブルマが水色のステップバンにのっていたこともあって、魅力的に映りました。しかし50年ほど前のクルマなので、手に入れることはできません…。

そんなとき出会ったのが、昔、父がお世話になっていた、神奈川県相模原市にあるモデストカーズというお店。なんとバモスの顔をステップバンのように整形(カスタム)して、水色に塗り直してくれるビルダーさんなんです!

モデストカーズさんが手がける「ポケットバン」。バモスをカスタムしてステップバンそっくりに変身。水色がかわいい! 写真提供:モデストカーズ

そこで迷わず、バモスを購入したわけですが…。実はまだバモスの整形をしていません。バモスに乗りはじめて半年ほど経った今、そのままのバモスの顔にもバニラクレムの色にも愛着がわいてきて、カスタムしようかすごく悩んでいます。

クルマと一緒に旅をしながら、快適にかわいくカスタム!

クルマ選びは快適さやコスパなど、比べたらキリがありませんが、最終的に大事なのは「この子(クルマ)と一緒に旅がしたい!」と思えるかどうか。

「商用車ベースは走りが悪くない? 運転は疲れない?」と聞かれることもありますが、1台目のクルマなので比べようもありませんし、今のところ坂の上り下りがある峠道以外ではストレスを感じたことはありません。

また、軽自動車の安い維持費と小回りの良さによって、いろいろな場所に気軽に遠征できています。もし普通車だったらこんなにたくさんお出かけしていないかもしれません。今まで私が出会うことのなかった、軽キャンパー(=軽自動車をベースに改造したキャンピングカー)や軽バン(=バンタイプの軽自動車)で車中泊を楽しんでいるお友だちもたくさんできました。

最終的に選んだバモス ホビオと一緒に日本中を駆け巡り、少しでも快適にかわいくカスタムしていくのが私の夢です。目指せ、 全都道府県制覇~!

次回は、私が最初に取り組んだバモス車内のDIY「フルフラット」についてご紹介します!

文・写真提供/森 風美 撮影/矢野 宗利(7枚目)松本いく子(2枚目)

※この記事は、カエライフに2019年11月25日に掲載されたものです。

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